第十三話 ページ15
あれから、一人一人の能力について教えてもらってキドの部屋で寝た。
、
夢を見た。
それはたいして珍しくもないが
私にとっては少し切ないような
そんな幼い子供の頃の夢。
______________両親が死んだ。
それはなんの前兆もなく、
2人一緒に自ら。
両親を亡くした私は孤児院に入れられ、
暫くすると私を引き取ってくれる、という家族が現れた。
家族といっても、夫は不倫。
妻は子宝に恵まれず、という
何時も何故か少し寂しい感じだったんだけどな。
最初の方は三人の生活も不慣れで
二人はまるで自分たちの親戚の子の様にしてくれた。
そして三人慣れてくると
妻は自分が子宝に恵まれないのを私のせいにし、
暴力を初めた。
夫は不倫相手との子供ができ、やがて家を出ていった。
それからもっと暴力は悪化し、
私は再び、
死ん..._____________。
A「___________...!!...っはぁ、はぁ、」
実に嫌な夢だな...。
薄いカーテンがかかる窓からはまだぼんやりと月の明かりが見えていた。
時計は間もなくAM3;30を指す。
当然の如く、隣のキドはまだ起きちゃいない。
私はスマホで足元を照らすと静かに水を飲みに部屋を出た。
キド「........。」
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作者名：颯 | 作成日時：2014年9月17日 21時
