もう1人のミツハシくん【今日から俺は!!】 (ページ21)

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「流石に危なかったぜ…」

「お前あのまま立ち読みしてりゃ良かったのにな」

「Aが話しかけなきゃ立ち読みしてたんだヨ」

「お前が追いかけてこなきゃ俺は学校に行けてたんだけどなぁ…」

「あーもーやめだやめ！」

三橋の一言で一旦黙る
今のは俺が悪かったな、反省しよ

暫くどちらも喋らず、商店街へと向かう
さっきの奴らを撒いたのはいいが…悲しいことにもう太陽が傾き沈み始めている。
俺は学校に行きそびれた、休みの連絡もせずに

「…怒られる、絶対」

「大丈夫だろ、生徒の1人2人来なくたって気にするよーな担任じゃねぇよ」

「確かにな、そんな感じするわ」

椋木の顔を思い浮かべて笑うと三橋も釣られるように笑い出した。

「弁当持ってきたのになァ…勿体ねぇ」

「弁当あんの？腹減っちゃってんだよな、チョーダイ？」

「別にいいけど…」