29話 ページ30
貴方サイド
「随分と酷いね！涙出てくる！」
僕は騒ぐ滝を無視し、鍋を滝に渡す。
ぽかんとアホ面をかます滝は僕と鍋を交互に見る。
「あと全部食って」
そういうと顔を上げ、
「嫌ですけど！？」
と言った。
あーあ、僕は食べたくないから全て滝に押し付けようとしたのに……
すると、今の今まで黙って事を見ていた村雨が口を開いた。
「主って、此れが素なんだね」
急にそんな事言うから、驚いて村雨を見る。
「主って、何時も何処と無く笑顔が凍り付いて居たけど、この人の前じゃ普通に振る舞えるんだなって」
その物言いに、今度は僕だけじゃなく他の皆も驚いた。
僕自身、笑顔を貼り付けている事すら無意識だった。
けれど、それが誰かに見破られる事は今まで無かった。
滝や長年連れ添った霧雨達を除いて。
「へえ、兄さんも意外と気付く処は気付くんだね」
感心した様に霧雨は言う。
「昔から男癖が悪かったが、少しは成長してくれたんだな」
と、黒雨も感激している。
「お前らバカにし過ぎじゃない？」
と、弟達を軽く睨みながらも、久し振りに弟達と話が出来るのが嬉しいらしい。
ふと、全く話さない天下五剣を見ると、何故か村雨を凝視している。
「……君ら、如何したの？」
そう聞くと、鬼丸が不思議そうに僕を見る。
「大将、村雨って、あの二振りの兄なんだろ？なら如何して、主の手元に無いんだ？」
そう聞かれ、言葉に詰まっていると……
「主、忘れた？俺らは元々、主の祖父の家の蔵から発見された刀だよ。それを霊力が強い主が顕現して、俺達は刀剣男士と成った」
村正が語気を強くして言った。
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千本桜 - とても面白かったです！これからも更新頑張ってください！！お体ご自愛くださいね(*´ω`*) (2018年3月18日 13時) (
レス) id: e733f5adaf (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - ブハッwwwwwちょっwww腹筋がwwww笑いが止まりませんでしたよwww……嗚呼、腐れ見習いはとりあえず張り付けにからの生き埋めにしてあげないとですねぇ…？( ^ 言 ^ ) 更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2017年9月1日 5時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです！早く続きが読みたいです！更新、頑張ってください！あ、くそ見習いには、死よりも辛いお仕……制裁を！！ (2017年8月31日 11時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか - 面白いwww最後思いっきりくつろいで居ますよね！更新頑張って下さい応援してますwwwやばいっwww腹筋がw (2017年8月13日 18時) (レス) id: 073b3b6cdc (このIDを非表示/違反報告)
柚希 - 闇鍋って刀剣達もですね(゜゜;) (2017年5月20日 14時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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