体育祭間近だお【仁兎なずな】＿＿＿紫空様リクエスト ページ13
「あんのクソ教師…。」
現在、保健室。
その表情が痛みと疲労感を伴っているのは、誰が見てもわかることだろう。
彼女は体育の時間、無様にも転倒、そしてそのまま保健室行き、というのが事の顛末だ。
迷惑をかけるわけにもいかないので付添いは断ったが、今になって断らなければよかったという後悔が襲う。
この保健室の主は、保険医佐賀美陣。
『職務怠慢』『給料泥棒』など、ぐうたらの代名詞で、その名をほしいままにしている。
やはりそんな人が仕事場にいるはずもなかったのだ。
仕方なく、彼女は自分の怪我の手当を始めた。
自分の手当ほど張り合いがなく、やるせない気持ちになるものはないかもしれないと、若干の飽きを感じていたそのとき。
「…A？」
静かな保健室に、ボーイソプラノが響く。
彼女が振り向けば、まぁまぁ見慣れた姿。
「あ、なずな先輩！」
今はまだ授業中だし、何か無ければここに来る必要などない。
しかし彼にはけがなんかは見られなかった。
「…お前、足怪我してんのか？オレが手当してやるりょ。そこ座って。」
「え、あ、はい。…あの、先輩はどこか具合が悪いんですか？」
「ん？あぁ、ちょっと熱っぽいんだ。大丈夫なんだけど紅郎ちんが保健室行けってさ。」
鬼龍先輩がそういうのは当然か、と彼女は思った。
もうすぐ彼のユニットはライブを控えている。リーダーである彼が自分が体調を崩すなんて最悪だ。
良く見れば彼は若干苦しそうだ。
「…あの、手当、自分でやるから大丈夫ですよ？」
「んー？いいんだよ、オレがやりたいんら。だから安心して受けとけ！先輩命令らぞ！」
歯を見せてにかっと笑うと、彼はいつもぐうたら保険医が手当をするときに座る椅子にどかっと腰かけた。
そんな彼の姿を見たら、彼女は何も言えなくなり、ゆっくりと腰かけた。
＊＊＊
すみません、続かせてください…。
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誘宵(プロフ) - すみません！リクエストいいですか？できたらでいいんですけど（おともだーちー）の続きが見たいです！ (2018年9月4日 18時) (
レス) id: 5537d07d79 (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - マイさん» リクエスト誠にありがとうございます。当方、伏見の小説をかいている途中なのでそのあとになりますが、よろしければかかせていただきます。 (2017年1月1日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
いーち(プロフ) - マイさん» はい、わかりました！ではその旨を伝えておきます。リクありがとうございました！ (2017年1月1日 21時) (レス) id: 11ee66640a (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - いーちさん» あ、ごめんなさい！そー言う意味か。作者様の名前ですね！えぇ〜そうですね！まめだいふくもち様でお願いします！！ (2017年1月1日 21時) (レス) id: dcde0ec6da (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - いーちさん» えーっと、とりあえず鉄虎君が出てきたらなんでもいいです！お願いします！ (2017年1月1日 21時) (レス) id: dcde0ec6da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめだいふくもち/いーち x他1人 | 作者ホームページ：http://ない
作成日時：2016年8月12日 23時
