ひゃくろくじゅうご。 ページ7
髭切 「君たちを通さないように、って言われてるんだ。
悪いけど、僕と戦ってもらうよ。
＿＿＿＿＿＿彼女の為にも、ね。」
ぶわ、と髭切から溢れんばかりの殺気が出された。
その勢い、そして禍々しさに男士たちは身体を後退させたい気持ちに駆られる。
しかしその中で、A救出に一層心を入れる明石国行と愛染国俊は、髭切よりも更に向こう、廊下の先をじっと見つめていた。
＿＿戦わずして逃れる方法を探していたのだ。
そして膝丸は、髭切の殺気に気圧されそうになるものの、
数秒間の静寂が訪れたその後、待ちきれないという表情で、髭切が動いた。
しなやかに、そして何より物凄い速度で、団体の前方に居た乱藤四郎に接近した髭切。
咄嗟のことで反応が遅れた乱藤四郎は、目前で振り下ろされる刀身を、眺めることしか出来ない。
乱が危ないと、後方にいた博多藤四郎が駆けつけようとするも、一足遅い＿＿＿＿＿＿ように思われた。
膝丸 「シャァァァ！！！」
髭切 「おや。」
ガキン、と髭切の攻撃を膝丸が止めた。
膝丸 「今剣、まだ戦えるか？！」
今剣 「っ勿論です！！！！！！」
膝丸 「小狐丸殿！！！」
小狐丸 「ふむ、仕方ありませんね。この小狐も、応戦といきましょう。」
膝丸 「兄者は俺たちが引き受ける！！！ お前たちは先に行け！！！」
明石 「膝丸はんッ！」
膝丸 「はやく！！！！！！」
明石 「ッ……皆はん、行くで！！！」
長谷部 「膝丸、小狐丸、今剣よく聞け！！！
主は俺たちとA国華、全員の帰還をお望みだ、絶対に折れるなよ！！！！！！」
膝丸 「承知した」
小狐丸 「ぬしさま……」
今剣 「わかってます！」
そして、膝丸、小狐丸、今剣が髭切を三方から抑え込んでいる合間に、明石たちはその横を通り、暗闇へと姿を消した。
膝丸 「小狐丸、今剣、行くぞっ！！！！！！」
小狐丸 「えぇ。」
今剣 「はいっ！」
髭切 「ふふ、源氏の重宝の力、みせてあげよう！！！！！！」
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます！なんとか終われて安心しています！これからも精進して行きますので、何卒宜しくお願いします！ (2019年11月17日 21時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます…！咲ちゃんの恋が仄めかされてめちゃめちゃニヤニヤしてますwww(お相手は何となく予想してますが、夢主ちゃんだったら面白そうですね)これからも楽しみにしてます！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - これからも応援お願いしますね……むふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 暁さん» むふふふ……どうですかねぇ、おちますかねぇ……うふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - こうして、見習いちゃんは 恋におちていくんですね！！ 私わかりますよ！作者さん！！ これからも応援してますよっ！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f3a52100c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年9月23日 22時
