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じゅうなな。 ページ18

数珠丸 「おや、眠ってしまったようですね。」

三日月 「今日が初陣だったようだからな、疲れたのだろう。」

数珠丸 「A殿は来派の方でしたね、お部屋まで運びましょうか。」

三日月 「うむ、明石殿辺りが心配しているであろうからな。」



さっ、と立ち上がった数珠丸が、その細い腕でAを抱き上げる。世に言う“お姫様抱っこ”だ。

抱き上げた衝動でAの髪がさらりと垂れる。そこからほんのりと香る甘い匂いに三日月はくらり、とした。



三日月 「(天下五剣をも凌ぐ美しさ……流石と言うべきか。)」

数珠丸 「三日月殿、来派の方々のお部屋まで案内をお願いできますか。」

三日月 「うむ、此方だ。」



静かな廊下をスタスタと歩く二振り、道中、弟たちを寝かしつけた一期一振とすれ違った際、数珠丸の腕の中で安らかに眠るAに驚いていた様だった。
しかし、直ぐに表情を変えると、ぺこりと頭を下げ自室へと足を進めた。



数珠丸 「失礼します。」

明石 「あっ、どうも〜。あらぁ、A寝てしまいましたか。」



「すんませんなぁ」と頭をかく明石に、「なに、気にするな。」と、三日月が笑いながら答えた。

数珠丸の腕から明石へとAが移ると、既に寝てしまった蛍丸と愛染がひいたという布団へAを寝かせた。



数珠丸 「それでは、失礼しました。」

三日月 「あぁそうだ、『また飲もう。』とお伝えお願いできるかな。それでは。」

明石 「ありがとおございました。」



三日月と数珠丸が襖を閉めると、Aの側に座り込んだ明石は、白く艶やかなAの頬を撫でた。





明石 「お疲れさん、明日、ちゃんとお礼言うんやで…………お休み。」

じゅうはち。→←じゅうろく。



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通りすがりの黒魔道士A - 姫さん» 目指せふんわりシリアスですね、笑。上手くふんわりできますかね……。精一杯頑張ります! (2019年4月22日 23時) (レス) id: 7cf13d78d6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なんか不穏な感じが…。リクエスト、ではないのですが私悲しい系全く無理なんでお手柔らかにお願いします… (2019年4月22日 23時) (レス) id: c368b89eae (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの黒魔道士A - 姫さん» 多分……煙が巻いてくれました……! (2019年4月19日 21時) (レス) id: 7cf13d78d6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 戻った!!よかったよかった。た、タオルは巻いてるという認識で読ませていただきました… (2019年4月19日 19時) (レス) id: c368b89eae (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの黒魔道士A - 愛が止まらない人さん» もうホントに嬉しかったです!あの明石くんが踊る……ちょっと驚きですね笑。 (2019年4月17日 22時) (レス) id: 7cf13d78d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2019年1月21日 21時

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