謝肉祭にて ページ1
紅覇がシンドリア国へ訪れたことをきっかけに、伝統行事らしい”謝肉祭(マハラガーン)”が開かれた。なんでも、それは巨大海中生物の狩猟を国の一大イベントに仕立て上げ、共に海の恵みに感謝し、頂くというなんとも素敵な行事だった。その日は無礼講で、国の人々全員が本当に幸せそうな笑顔を見せており、八人将が仕留めた極上の海中生物を、みなで頬張っていた。
「はっはっは！みたか俺の剣術」
「なぁにが剣術よ！私の獲物を横取りしてただけじゃない」
「んだと、この隠見女！魔法オタクが！」
「なんですって！？その要領の悪い頭、沸騰させるわよ！？」
私はと言われると、簡単に言えばシャルルカントヤムライハに挟まれている。以上です。・・・うそうそ、あまりに居づらい状態だったので、説明する気が失せてました。すみません。どうやら、今日の獲物狩猟に抜擢されたのは、剣術に長けているらしいシャルルカンと、天才魔道士と名が高いヤムライハだった。どうにもあまり仲が良くないらしく・・・さらに二人ともお酒が入っているというのもあって、よくもまぁそんな悪口が ほいほい出てくるものだと半ば感心しながらも、ガミガミと言い争いを続けていた。いや、べつに言い争うのはいいけど、私を挟まないでほしい。
「なぁA！？俺の剣術の方が このしゃらくせぇ魔法なんかより、断然よかったろ？」
「そんなことないわよねぇ？魔法は、ただただ振り回していればいいだけの剣術とは違うのよ！」
「なんでもいいんで他でやってくれませんかねぇ？」
ケンカするほど仲がいいとはよく言ったものだ。周りは歌や踊りや談笑で溢れているというのに、この空間だけ睨み合う雰囲気が立ち込めているのだけれど。
そんなやり取りがしばらく続いた後、ヤムライハはピスティに連れられて どこかへ行ってしまったらしい。目の前には豪華な食事、隣にはシャルルカン。その手には酒が握られているが、何杯目なのだろうというくらい飲んでいた。気分悪くならないのかな、なんて思いながらシャルの手にあるお酒の見つめていると
「なんだ〜A？お前も飲みたいのか？」
「へ？ちがう。気分悪くならないのかなって思ってただけ。」
「飲みたいならすぐ言ってくれればいいのによ！」
「ちょっと？人の話？？」
相当酔っているのか、シャルは私の言葉とは全く違う返事を寄越してくる。その証拠に、飲んだこともないお酒を聞き手に握らされてしまった
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めぐ♪(プロフ) - 完結したんですか？！もし続きがあれば更新してくれると嬉しいです！この小説好きなんで頑張ってください！！ (2017年1月8日 14時) (
レス) id: ca0d9f6759 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 椿さん» コメントありがとうございます。亀更新ですが、ゆっくりお付き合いいただけたら幸いです(*^_^*) (2016年6月25日 13時) (レス) id: 29317d202f (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - めっちゃ面白いです！！！！！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年6月20日 22時) (レス) id: 339c76f228 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 三毛猫さん» コメントありがとうございます。これからも楽しく拝見して頂けるよう、精進して参ります！ (2016年5月22日 23時) (レス) id: de8a6904d2 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫(プロフ) - この小説、好きです！これからも、頑張って下さい!!応援しています！ (2016年5月21日 15時) (レス) id: c41dbc4875 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2016年5月15日 12時
