R2 4話 ページ4
懐かしい匂いがする。私の大好きな匂い。
心地よい感触にぼんやりと目を開けると、私の顔を愛おしそうに眺めながら頭を撫でているスザクと目が合った
ス「あ、起きたね。」
貴『ス、ザク...?』
ス「うん...長い間待たせてごめん。ただいま。A」
貴『...ッッ!!』
私は思いっきりスザクに飛びつく。まだ全身痛いだろうに、スザクもしっかり飛び込んできた私を抱き留めてくれた
貴『スザク...!おかえりなさい...!良かった...ほんとうに生きててくれて...』
ス「ごめんね...。こんなに長くかかる予定じゃなかったんだ。心配かけたよね」
貴『心配した...!でも、でも帰ってきてくれて...ありがとう...』
ス「うん...。でもこんなボロボロの僕じゃなくて、もっと元気な姿を見せたかったんだけど...ごめんね。カッコ悪いよね僕」
スザクはあははと困ったように笑う。
でも私は知っている。
スザクはランスロット一騎で敵勢力をほとんど壊滅させたこと。
挟み撃ちを狙うように攻撃を仕掛けてくる兄上の兵たちをなるべく躱し続け殺さないようにしてたこと。
片腕を負傷して絶対安静の状態でも最前線で戦っていたこと。
...私のお守りをずっと持っていてくれたこと
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れい - 応援してます、続き楽しみに待ってます! (2022年1月3日 0時) (レス) @page32 id: 231e6087c7 (このIDを非表示/違反報告)
桜喜(プロフ) - 続き待ってます、 (2021年10月17日 10時) (レス) @page32 id: abe8f9632e (このIDを非表示/違反報告)
はくあ - 楽しみに待ってます!! (2019年6月26日 1時) (レス) id: faf6172996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月5日 5時