R2 20話 ページ20
貴『はいはーい!今開けるから待って...』
ドアを開けたその瞬間、4、5人の男子生徒が雪崩のようにどっと入ってきた
男1「不用心だねぇ...誰だか確認せずに開けるなんて」
男2「へへ...Aちゃん...間近で見ると一層可愛いじゃん!」
貴『ひっ...』
私はその顔に見覚えがあった。
スザクが帰ってこないと落ち込んでいた私を遊びに誘ってくれた人達。そしてアンドレアス先輩とよくつるんでいる人達...
貴『そ、それ以上近づいたら大声出しますよ!』
男3「人を犯罪者みたいに言いやがって...これは生徒会長様が催したれっきとした「お祭り」だろぉ?」
男1「それに...Aちゃんの愛しの王子様枢木スザクは、今1年の女子共に追いかけ回されてるからすぐには戻ってこないぜ?」
貴『ッ...』
男4「こーんな人気のない、鍵までかかるとこに逃げ込んでくれちゃって...ラッキーだったなぁ!これから俺たちに遊んで貰えるんだからよォ!」
男達がニタニタしながら私を窓際まで追い詰めてくる。
もう逃げ場がなくてどうしようかぐるぐる考えていると、それを見透かしたように男の1人が腕を伸ばし私の二の腕を掴む
貴『い...たい!痛い!いや!離して!』
私が二の腕を解放しようとぶんぶん腕をふるも、余計に私を掴む男の手の力が強くなるだけだった
男5「逃がすわけないだろ?お前ら、やれ」
やれ。と言った男の顔を見て驚愕する。
ひとりイスに座り腕を組み、この男達の中で一番いやらしい笑みを浮かべたその男は...
アンドレアス・ベルナール。その人だった
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れい - 応援してます、続き楽しみに待ってます! (2022年1月3日 0時) (レス) @page32 id: 231e6087c7 (このIDを非表示/違反報告)
桜喜(プロフ) - 続き待ってます、 (2021年10月17日 10時) (レス) @page32 id: abe8f9632e (このIDを非表示/違反報告)
はくあ - 楽しみに待ってます!! (2019年6月26日 1時) (レス) id: faf6172996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月5日 5時