R2 19話 ページ19
人を避け人を超え人を潜り人を...人人人...。
どこに行っても人だらけで息をつく暇もなく学校中を走り回ってようやく誰もいない鍵のかかった教室に滑り込む
ス「ふぅ...。よく理科準備室の鍵なんて持ってたね」
貴『ッはぁ...はぁ...まぁ...生徒会員ですから...?はぁ...』
ス「そういうものなの...?というかすごく疲れてるみたいだけど大丈夫?やっぱり僕が抱っこした方が良かったんじゃない?」
私がぜぇぜぇと息を切らす横で、困ったように眉を下げながら心配してくる...あんなに走ったのにまだ体力は有り余ってるってことか
貴『大丈夫...だから...はぁ...』
ス「僕、水取ってくるよ。たしか理科準備室って水道近かったよね?」
貴『うん...ありがとう...』
正直、体が水が欲しくてたまらないというくらいカラカラに乾いていたので、ありがたく取ってきてもらうことにした
ス「じゃあ少し行ってくるけど、誰か来たら大声で叫ぶんだよ?僕が駆けつけるから」
貴『りょーかい...』
私はもう立っている気力もなく、近くにあった椅子に力なく座り込んだ。
しばらく目を閉じて体力回復を試みていると、理科準備室の扉がトントンと2回ノックされた。きっとスザクが水を持って帰ってきてくれたのだ
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れい - 応援してます、続き楽しみに待ってます! (2022年1月3日 0時) (レス) @page32 id: 231e6087c7 (このIDを非表示/違反報告)
桜喜(プロフ) - 続き待ってます、 (2021年10月17日 10時) (レス) @page32 id: abe8f9632e (このIDを非表示/違反報告)
はくあ - 楽しみに待ってます!! (2019年6月26日 1時) (レス) id: faf6172996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月5日 5時