我が彼氏スザク！に！【コードギアス】 (ページ18)

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R2 18話ページ18

ｽ「ところであの...Aさん？」

貴『ん？』

ｽ「そんなにまじまじ見られると...さすがに恥ずかしいんだけど？」

スザクが身をよじるようにして隠したのは私がガン見してた彼の開かれた胸元...
え！？今私ガン見してた！？

貴『ごっごごごごめん！！そんなつもりじゃ...その...気づいたら目が...』

ｽ「気づいたら僕の胸部見てたの？」

貴『そっ！そういう...わけじゃ...』

くすくす笑うスザクを前にどう言い訳すればいいのか分からず目線を上下左右に泳がせていると、いきなり抱き寄せられた

貴『ちょ、スザク！？ここ学校...』

ｽ「わかってる...だから、少しだけ」

開かれた胸元にちょうど顔が当たって少し汗ばんだ素肌が直に触れる。
不思議とスザクの汗は汗臭さがなく、少し甘い匂いがして、思わず顔をスリスリと擦り付けると、上から少しくすぐったそうな笑い声が聞こえた

ｽ「ごめんね、汗臭い？」

貴『んーん。スザクのいい匂いがする』

ｽ「そう？ならいいんだけど」

スザクは安心したようにぎゅーーっと私を抱き締める

もう季節はすっかり夏。
いくら校舎裏で涼しいとはいえ、お互い暑いはずだ。私はのぼせるような感覚を覚えながらもスザクを離すことが出来ずに時間だけが静かに流れる...

生徒「いたぞー！！校舎裏だー！！」

そんな有意義な時間も長くは続かず、その声に私達は瞬時にお互いの体を離す

ｽ「あーあ...見つかっちゃった。もう少しAと2人でいたかったのに」

スザクは拗ねたように口を尖らせると、すっと立ち上がって私を抱き上げる

貴『スザク！もう大丈夫だから！私ちゃんと自分で走るから！』

ｽ「えっ、でもそれじゃあAが疲れちゃうよ？」

貴『少し走ったくらいで息切れするルルーシュとは違う！私もスザクと走る！』

と、腕の中でじたばた暴れると、やれやれと言わんばかりに首を横に振りながらも大人しく下ろしてくれた

ｽ「じゃあまた人気のない所を探して走ろうか。疲れたら言ってね？僕が抱っこするから」

貴『わかったから！』

後ろからだいぶ大人数が押し寄せてくる足音と声が聞こえる。
この分だとこの校内で人気のない所を探すのは難しそうだけど...

貴『とりえず、出発進行！』

ｽ「しんこー！」