6話 ページ8
ルルーシュが、どういうことだ...とぶつぶつ言いながら考え込んでいるところに、スザクがバスタオルを首にかけて戻ってきた
ｽ「2人でなんの話ししてたの？バスルームまでルルーシュの怒鳴り声とAの笑い声が聞こえてきたけど...」
スザクは、僕にも教えてよと私をせっつく
貴『いやぁね？ルルーシュにはいつになっても彼女ができないから、親友として心配だなぁって話だよ...』
およよ...と私はわざとらしく泣き真似をする。と、考え込んでいたルルーシュが顔を上げてまた怒鳴り散らす
ﾙ「そ！そういうものは焦って作るものでは無いだろう！？.....それに、お前らみたいに相性が良い奴なんてそうそう見つからないんだｯｯ！！」
ｽ「まあ、確かにそうだよね...僕とA程相性ピッタリのカップルも、そうそう世の中にいないだろうなぁ」
ﾙ「自分で言うか...？」
ルルーシュは怒りを通り越して呆れている。最近いつも呆れられてる気がする...。ルルーシュもモッテモテなんだから、彼女の1人や２人作っちゃえばいいのに。相性とかそういうの気にしちゃうルルーシュには難しいだろうけど
またひとしきり笑い合い、私達は夕飯の準備をするべく台所に移動した。何を隠そう、今日は我が家(部屋)でお泊まり会！
だいたい週末はルルーシュの部屋でナナリーも交えてお泊まり会か、私の部屋でお泊まり会が開催される。これはもう小さい頃からの習慣のようなもので、気づいたら高校二年生の夏になってもこうして自然に集まる。こんな、気を使わずに心を開けっ放しにしても大丈夫な親友と恋人がいることに、私は誰に向けてでもないが、そっと感謝をした
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作者名：ぴー | 作成日時：2019年3月1日 2時
