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20話 ページ22

ス「ルルーシュ本当に疲れてたんだね...。Aは大丈夫?眠かったり体辛かったりしない?」


スザクはパンケーキを5皿平らげ、紅茶をすすりながら聞いてきた。
私は備え付けの小さなシンクで洗い物をしながらチラリとスザクを見ると、心配そうな上目遣いで私を見ている


貴『大丈夫だよ。ルルーシュほど体力が無いわけじゃないし』

ス「そっか。たしかにルルーシュの体力のなさは何とかしてやらないとかな...」

貴『スザクからの訓練なんて受けたらあんな細っこい色白君は生きていられないよ』

ス「そうかな?」


2人でクスクスと笑い合うと、スザクがティーカップを持ってカウンターの方に歩いて来る。
私が洗うよ、と手を差し出すとありがとうと素直にカップを渡してくれた


貴『スザクも疲れてたら寝てきて大丈夫だよ。もう少しで洗い物も終わるし、洗濯物もそんなにないから...』


気がつくとスザクは私の後ろに回り込んでいて、すっと私を優しく労わるように抱き締めてきた


貴『ス、スザク?どうしたの?』


突然のことにわたわたしている私を他所に、スザクははぁっと細いため息を吐き、きゅっと私を抱き締める力が強くなった


ス「なんだかこうして2人だけだと...新婚さんみたいだ」


シンコンサン...???.....新婚さん!?
私は一気に顔が熱くなるのを感じた


貴『ちょ!?な、何言って...』

ス「僕と新婚さんは嫌?」

貴『そんなわけッッ...』

ス「そう...良かった」


スザクは寂しそうに私の肩に頭を乗せてぐりぐりしてくる。ふわふわの髪の毛が少しくすぐったい


ス「ねぇA?」

貴『ん?』

ス「言わなきゃいけないことがある」


稀に見せるスザクの真剣みを帯びた声に、思わず体が強ばる。洗い物が終わっても、聞きたくない意思表示のように流れる水を止めることが出来ない。
固まってる私を見て、変わって水道の蛇口をひねり、水が止まる。
そしてゆっくりと喋り始める



どうして嫌な予感ほど当たってしまうんだろう

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設定タグ:コードギアス , 反逆のルルーシュ , 枢木スザク   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月1日 2時

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