15話 ページ17
まぁ今日1日の感想を一言にまとめるならば「楽しかった」に尽きるのだが、その過程にはもうそれは色々あった
バリー・ポッターの鑑賞は何事もなく、相変わらずバリポタは面白いという納得の感想を3人で交わしながら映画館を出た
商店街での食べ歩きは、それはそれはもう大変だった。ルルーシュとスザクという違うタイプのイケメン2人に商店街のおば様達は色めき立ち、早々にあれはどうだこれもオススメだと捕まって離してもらえなくなった。
私が遠巻きからその様子を楽しそうに眺めていると、1人の私を不憫に思ったのかおじ様達が私に美味しそうなものを、(中には何故かお金を)持って近付いてきた。
私がお喋りをしていると、私を見たスザクとルルーシュが真っ青になって飛んできて、すみませんこれから用事があるので…と私を担いでそそくさと商店街を後にした。
いい人達だったのに急にどうしたんだろう?
次のジェレミアのみかん農園では、到着していきなりジェレミアに、「次の新種のみかんの名前をAにしようと思うがどうだろう」と強烈な提案をされ、丁重にお断りさせていただくという事件が起きた。ジェレミアは残念そうにしながらも農園の中を丁寧に解説してくれ、お土産にとみかんもどっさり貰ったが、今日は歩きだと伝えると、じゃあクラブハウス宛に送っておくと言ってくれたので有難くお言葉に甘えることにした
ジェレミア農園を出た後、ルルーシュの言葉通りスザクがお腹すいたなぁとボヤき始めたので、近くにあったホットドッグの屋台で軽食を済ませた。
スザクは美味しそうにホットドッグを3つ頬張っていた。たしかに商店街であんまり食べられなかったからお腹が減ってたのかもしれないが、なかなか大きなホットドッグを3つも食す姿は、本当にその細い体のどこに入っていくのかと見ているルルーシュと私を不思議な気分にさせていた
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月1日 2時