伊黒小芭内 「際どい処を触れ」 ページ36
リクエスト。
完全にifとしてお考え下さい、若干の閲覧注意です。
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んんん待ってそれ本気で言ってる?
「……っ何だこれは」
「…………見ての通りだよ莫迦野郎。脳だけじゃなく耳も腐ったか」
言い終わると同時にどでかい溜め息を吐いた。最悪だ。よりにもよってコイツとは。
しかも何だ『際どい処』って。アレか胸とかか。嫌だあ〜本気で嫌だ〜〜〜!!
「脳は元々腐っていない、そんなになっていたら死んでいるに決まっているだろう」
「……およ? 今日は毒舌パーティ開催しないので?」
言葉を途中で止めた伊黒に驚き皮肉を投げかけると、「それよりも此方の方が大事だ」とすげなく返された。何だ、珍しいな。
「お前に少しの慈悲を与えてやっただけだ」
「は? 慈悲?」
顔を顰めて聞き返すと、「……言っておくがお前が触られる方だからな?」との答えが返ってきた。無論「……は、い?」と返した。
だがその返答を聞いて伊黒はまるで私を可哀想な子でも見るかのような目をして見てきた。ふざけんな何だその目。
「お前じゃあアレの【際どい処】、何処だか解るか」
「……」
「無言は肯定と見なす」
いや分かる。分かるけれども。体が硬くなって、何故だか何も言えなかった。
伊黒が近づいて、私が退がった。
トン、と壁に肩がついて。
伊黒は私の目を見ないようにして、服の中に手を入れた。
「っ、ひぅっ」
何とも情けない声が漏れ出た。伊黒の冷たい手が、今度は太腿を撫で上げて全身にぞわわわとした何かが走る。
私は助けを求むような顔で部屋を見た。扉は未だ出現しない。
次に、服越しに胸を触られて、やんわりと揉まれた。何かをしなきゃいけないことは分かってるが、如何にもやり切れず伊黒を睨むと滅茶苦茶に目を逸らしていた。何だこいつ。
そしてやわやわと数回揉みしだかれた後。
「開いた開いた開いたぞオイ!!」
「早く出るぞこんな処!!」
「今回ばかりはお前に激しく同意だ!!」
「当たり前だ!!」
──などと騒ぎながら、私達は光の速さで扉を開け外の世界へと飛び出した。
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我妻善逸、時透無一郎 「イチャつけ」→←竈門炭治郎 「抱擁しろ」
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廣岡唯 - しのぶさああああああああああああああああああんと蜜璃ちゃんああああああああ (2022年11月30日 9時) (レス) @page18 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
利音 - 嘘つきピエロさん» 走れメロンだよ (2021年9月22日 15時) (レス) @page28 id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
玄武 - んん” か”っこ”い”い” (2021年7月3日 22時) (レス) id: be050932d4 (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - 伊黒さんの「死ぬ気で闘え」の序盤の2文って走れメロスでしょうか……? (2021年1月21日 15時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
nao0824hito(プロフ) - 不死川さんと冨岡さん私も好きです。 (2021年1月1日 0時) (レス) id: 04378a0bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年12月26日 16時