【鬼滅の刃】おい待て落ち着け。【○○しないと出られない部屋】

不死川実弥　「接吻痕を互いに残せ」 ページ23

不死川さんと冨岡さんと宇髄さんと煉獄さんは作者が大好きなので出る頻度が高いです。
あと鬼さん達を未だに出せず本当に申し訳ない。どうやって書けばいいのか全然分からん。

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「……随分と悪意があるお題ばっかだなァ此処はァ！」

「私に文句言うなよ！」



ヒステリー露出狂はいつもより目を血走らせて叫んだ。私も負けじと叫び返した。

どうなってんだ此処はァ！ と文句ばかり言う不死川の肩に私はぽん、と手を置いた。そしてグッと親指を立てた。



「文句ばかり言ってるようじゃ、テメエもまだまだお子ちゃまだな」

「上等だこのクソ女(アマ)この部屋より先にテメエからぶっ殺してやる」



抜刀した不死川。青筋が何本も浮いているが私は余裕の表情で「ふうーやれやれ」と言ってみせた。



「互いに接吻痕を残せと言っているんだぞ、此処で私を殺ったらお前も一生この部屋だァ!! ザマア!!」

「だったら死なない程度に殺すしかねェなあ」

「えっ」



ちょっと待ってタンマその回答は予想してなかった。













「痛い……凄く痛いんですがコレ……」



部屋の隅で蹲って悶絶する私をガン無視して、不死川は「さて、」と呟いた。

さてじゃねーよお前。凄く痛いっつってんだろレディーファーストのレの字もねえなコイツ。



「レディーなんざ何処にいやがる」

「ガチトーンも予想しなかったなぁ……！」



床を拳で叩き全身で悔しさを表すものの不死川には全く効いておらず、ただ私の手が痛くなっただけだった。すごい、ただ単に自爆しただけだった。

何だろうこの気持ち……不死川に対してのどろどろと煮え滾ったマグマみたいな気持ちは……！ すっげえアイツムカつく……！



「仕方ねえからやんぞ、お前いつまでへばってるつもりだァ」



「テメエのせいだろこのクソ野郎」という勇気は私には到底ないので心の中で八回は不死川をボコボコにしたことで心中の平穏を保った。


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