【鬼滅の刃】おい待て落ち着け。【○○しないと出られない部屋】

宇髄天元　「壁ドンしろ」 ページ13

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「おい起きろ」

「ふわッ!? ……あ、またここか」



ベチィン！ と頬をを張られて起きた私は、音柱の宇髄天元の姿を確認した。いつも派手派手言ってる人じゃん。



「何だこの地味な部屋は」

「かくかくしかじかです」

「そうか」



えっ嘘判ったの？ とドン引きする私に「それで理解できんのは漫画のキャラクターだけだァ！」と半ギレしながらほっぺをぶっ叩いてきたこいつを私は一生許さない。

痛え。マジ痛え。顔大変なことになってるだろうな多分。



「お題だァ？」

「はい、もう暫くしたら……あ、出て来た」



ぽんっと出現した木札を私は指差した。「派手にこなしてやろうじゃねえか!!」と背を向けた宇髄に中指を立てるのを忘れずに。

しかし、そのお題を見た瞬間宇髄の顔が固まり、「？？？」と疑問符が出現する。えっどうした。



「何だ、こりゃあ……おいA、お前これの意味解るか」

「えっ……これですか？ あ、あー……解りますよ？ ただちょっと今は目が急激に老化して見えなくなったからというか何というか」

「解らないなら素直に言えェ!!」

「すびばせんッ」



もう一度ベチィン!! と叩かれた頬。こいつパワハラにも程があるぞ、お館様に言いつけてやる！！(クソ)

ほっぺが赤くなくなったところで、私達はもう一度木札を見直す。




「そのまま読むなら、壁ドンしろ、だよな」

「その壁ドンが解らないんじゃないですか」



何だ壁ドンって。頭を揃って捻る。



「壁をドンってやるんだろ」

「まあ多分」



ドン、ドンが解らない。

取り敢えず殴るか、と宇髄は壁を殴る。




ドガァッ!!




「「……」」

「ドンじゃねえじゃん」




思ったことを素直に言った私が殴られるのは本当におかしいと思います、まる。


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