次の一難 ページ13
七瀬「市民ホールと青城って確か裏にある森で繋がってたよね…」
ここ、青葉城西高校は前は住宅地、後ろは森という場所にある。
ちょっと街の中心から離れたところなので気持ち空気が綺麗だ。じゃなくて。
『うん。
でも森は車抜けられないし、車で来ようと思えば一方通行も交通量も多いしかなり時間かかるよね…』
七瀬「そう。
なら車以外でくればいいんだよ。馬術部部長と副部長はほとんど幽霊のようなものだし、俺が話をつけておくよ。」
トントンと彼は軽音部員たちと話を進めて行った。
なるほど、馬か。と感心しながら裏の森を自転車で通った場合市民ホールからここまでどのくらいかかるのか某検索エンジンのマップ機能で調べる。
『15分弱。
遅れなければ行けるはず。少なくともお昼で交通量が多いだろうから表の通りで車で来るよりは絶対早いと思う。』
両部から承諾を得て、とりあえずお昼のステージでの枠は埋まった。
目の前にあった問題は一応片付いたので小さくため息を吐けば七瀬くんは笑った。
七瀬「ごめん、焦らせたみたいで…何か飲む?一回からここまで急がせちゃったお詫びに何か奢るよ」
そう言った彼は一階の入り口近くの自動販売機に生徒手帳をかざした。
お言葉に甘えて、と言ってピーチフレーバーの水のボタンを押した。まだ暑いこの時期には喉通りがいいこういうのが欲しくなるのである。
『ありがとう。
明日何かお返しするね。』
お礼をしてからペットボトルのキャップを回して大きな一口でそれを飲んだ。
ピロン、と音がしてスカートのポケットにあるスマホを見ればクラスからの応援要請だった。
どうやらなんらかの確認して欲しいものがあるらしく、文化祭委員が必要だとか。
七瀬「一難さってまた一難ってね。」
クラスチャットの内容を読んだ彼はレモンスカッシュを半分まで一気に飲んでから苦笑いした。
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あやにゃん(プロフ) - hatajimamomokaさん» momokaさん、コメントありがとうございます♪ 若干話が迷走してはおりますが、最後までお付き合い願えたら光栄です( *´艸`) (2020年3月7日 19時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
hatajimamomoka(プロフ) - このお話めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2020年3月7日 16時) (レス) id: 366eb10de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやにゃん | 作成日時:2019年11月23日 22時