第七話 ページ9
井「嫌だぁぁぁぁぁッ!!!」
井吹は悲鳴を上げた
晶「さぁ、来い。男同時、腹を割って話そうじゃないか。」
井「院長の"腹を割る"は比喩表現じゃなくて物理表現じゃないですか!!」
井吹は晶に頭を鷲掴みにしながら、ズルズルとホールの出入り口へ向かう
井「あああああっ!!なっ、亡与嵩!助けっ…!!」
井吹が奥にいるAに助けを求めた
しかし…
貴「お昼ご飯?そうね……お、お子様ランチ…じゃ…ダメかしら…?///プ、プリンがついたやつ……////」
《はい♪かしこまりました、奥様》
奥様(A)、まさかのお電話中。(しかも意外過ぎる一面を見てしまった)
井「(亡与嵩さんんんんんんッ!!!???)」
井吹の命乞いも虚しく、悪魔の様に顔が歪んだ晶によってホールから姿を消した
ピッ
貴「…………………くっ。」
ぷるぷる…
貴「お、お子様ランチをお昼に食べたいだなんて……つい、本音が…////」
誰もいなくなったホールで一人、Aは顔を赤らめていた
貴「お子様ランチなんて……久しぶり!!!は、早く帰らないと…!」
Aは恥ずかしそうにニヤけながら颯爽とホールを後にした
亡与嵩邸
メ「ウフフ…♪」
キッチンで料理をしていたメイドは笑みをこぼした
メ「先輩〜?どうかしたんですかぁ〜?」
メ「奥様も可愛らしい一面があるんだと思ってね?…ウフフ。」
メ「ほえ〜?」
新人メイドが首を傾げると、廊下から慌ただしい足音が聞こえてきた
バタバタバタ…ガチャッ
バンッ
貴「でっ、出来たかしら…!?」
メ「ひゃわあぁぁぁっ!」
メ「あら、奥様。お帰りなさいませ♪」
新人メイドが悲鳴を上げ、床にひっくり返って気絶する
料理をしているメイドは驚きもせず、淡々と挨拶をする
そこには息を切らしたAの姿があった
メ「申し訳ございません♪お子様ランチに使用するA5ランクの黒毛和牛をただ今焼いております。あとは、ウニとキャビアをご用意し、ドリンクのワインをすぐにお出ししますので、食堂にてお待ちください。」
貴「…わ、わかったわ。楽しみにしてる…。」
Aはヨロヨロと食堂へ向かった
メ「へにゃあぁぁ〜…。」
メ「ふふっ、奥様ったらお子様ランチに目がありませんわね♪…後でお話をお伺いしましょう。」
メイドはパカッと卵を割った
メ「奥様がお子様ランチを注文するのは、何か悩み事がある時ですから。」
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 応援してます。 (2016年2月12日 8時) (レス) id: ea4864e433 (このIDを非表示/違反報告)
お市(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» ありがとうございます(・ω・)ノ (2016年2月11日 22時) (レス) id: 84ad100c84 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 素晴らしいです。 (2016年2月5日 8時) (レス) id: 31810be0da (このIDを非表示/違反報告)
お市(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 更新頑張ります♪(´ε` ) (2016年1月4日 0時) (レス) id: 84ad100c84 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 凄いなぁ〜続き楽しみです。 (2016年1月2日 19時) (レス) id: 1f9b476f01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お市 | 作成日時:2015年12月19日 22時