神の力の入れ替わりKZ

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彩side

ポカンとなった、私たち3人に若武は

話し続けた。

彩「見ろよ！激レア動画とれたぞ！」

若武が見せてきた、ビデオカメラを見ると

“無理矢理ならせてあ・げ・る♡”

なんと、さっきの光景が！

無里子ちゃんは青ざながらも、若武に言った。

無「あんた、どうしてここから出て行ったのよ！？動けなくなったはずでしょ！？」


うんうん、それ私も気になった。


ところが若武は何食わぬ顔で言った。

彩「え？助けがきてくれただけだけど？」

そういって目線の先にいたのは、マリンや、

クラスの他の子！

ぜんぜん、気づかなかった。


すると、上杉くんがきれいな金髪を耳に

かけながら、無里子ちゃんに言った。

翼「残念だったな。もうごまかせないぞ」

え...？？


”大丈夫よ。仮にあなたたちが怪我を

しても証拠がないから私はとぼけても

平気なのよっ！”


あ！！

忍「そっか！！皆、見ていたから証拠に

なったんだね！」

私が言うと、上杉くんはうんうんと

うなずいた。


マリ「びっくりしたぜ。この教室を通りか

かった時、うずくまっている

立花が見えたんだ。」

そうだった。無里子ちゃんが私(若武)に

玉ねぎを投げたんだった。



すると、若武はハッとなって立ち上がり、

無里子ちゃんの方に行き

彩「おまえ！アーヤの体、傷つけちゃったら

どう責任取るんだよ！？」

と、怒鳴った。すると

マリ「おまえ、自分のことアーヤって言う

のか？」

マリンがとっさに、突っ込んだので

事情を知らない人たちはドッと笑った。

やれやれ。

でも、私にはわかるよ。若武は私の身体を

心配してくれたんだよね。ありがと(^^)



モブB「そういえば、こいつどうすんの？」

モブBくんが指したのは、うずくまった

無里子ちゃん。

無「ﾓｳｵﾜﾘﾀﾞﾜﾕｳｶｺﾞﾒﾝｱﾄｵｼﾞｲﾁｬﾝﾓｺﾞﾒﾝﾀﾏﾈｷﾞﾑﾀﾞﾆｼﾁｬｯﾀﾄﾞｳｼﾖｳ ｲﾏﾏﾃﾞｳﾏｸﾔｯﾃｷﾀﾉﾆｼｸｼﾞｯﾃｼﾏｯﾀｺﾉﾏﾏﾜﾀｼﾊﾄﾞｳﾔｯﾃｶﾞｯｺｳｾｲｶﾂｦｵｸｯﾃｲｹﾊﾞｲｲﾉﾃｶｶﾞｯｺｳﾆﾋﾞﾃﾞｵｶﾒﾗｯﾃﾓｯﾃｷﾃﾓｲｲﾝﾀﾞｯｹﾏｱｿｳｲｴﾊﾞﾀﾏﾈｷﾞﾓﾀﾞﾒｶﾓｼﾚﾅｲｹﾄﾞﾄﾙﾄｷﾆｱｲｽﾞﾄｶｼﾃｸﾚﾀﾗﾖｶｯﾀﾉﾆｿｳｼﾀﾗﾜﾀｼﾓｯﾄｶﾜｲｸｴﾝｼﾞﾙﾜﾅﾝﾄｶｼﾃ...」

なんか、言っている。

忍「ねえねえ...」

肩をとんとん叩いて喋りかけると

無里子ちゃんはバッと立ち上がって

教室から走り出て行った。

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