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第十五話 ページ18

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朽木は阿散井と対峙していた。

刹那、朽木を切ろうとする阿散井の斬魄刀に青い光り、

その光は阿散井の顔の横をすり抜けた。


石田「丸腰の女の子に武器を持った男が2人掛かり。
  見ていてあまり気持ちの良いもんじゃないね。
  僕はあまり好きじゃないな、そういうの。」

阿散井「俺たちが見えるとは…。
  てめえ、何者だぁ?」

石田「ただのクラスメートだよ。」


突然の石田の登場に朽木も驚きを隠せないでいた。


朽木「石田、貴様どうしてここに…?」

石田「ただの偶然さ、君の気にすることじゃない。
  強いて言えば、この24時間営業の洋裁店チェーン ヒマワリソーイングに突然行きたくなり
  こんな深夜にこの辺りを歩いていただけの事。
  別に死神の霊気を感じたから気になって飛び出して来た口述作りの為に、
  わざわざこの袋を家から持ってきた訳じゃない。」


普段に比べて饒舌すぎるその様子にさらに驚きつつ、

朽木は彼の天然さに初めて気が付いていた。

朽木「(うわぁ…、こいつ天然だったのか)」


和やかそうに見えたその一時は、

石田の持つ袋が阿散井によって切り落とされたことで一瞬にして引き戻された。


阿散井「質問してんだぜぇ、こっちは。
  てめえは何者だ、ってな。ま、答える気がねえならそれでも良いが。
  俺はてめえを先に殺すだけだ。」

石田「何を言ってるんだ、ちゃんと答えたろう。
  ただの朽木ルキアのクラスメートだ。死神嫌いのね。」

阿散井「そう言うのは答えてねえって言うんだよ。」


石田は少し考えるように瞼を閉じ、一言阿散井に告げた。


石田「石田雨竜、よろしく。」

阿散井「あぁ?なんだ、急に」

石田「いや、如何に死神とはいえ
  自分を倒した相手の名前ぐらいは知っておきたいだろうからね。」


挑発するように眼鏡を治す石田の表情とその一言に

阿散井は怒りに震え斬魄刀はガタガタと音を鳴らし、

彼は額に青筋を立てていた。


阿散井「決定、てめえは殺す!」


────────

その頃の浦原商店は深夜ということもあり、寝静まっていた。

浦原は1人、外へ出ようと玄関にいた。


貴方「行かれるんですね、喜助さん」


白いシャツ1枚を身に纏ったAが浦原の背に声をかけた。


浦原「一緒に来ます?」

貴方「いいえ、きっと彼の為にならない。」

浦原「そっスか」


浦原は静かに去って行った。


貴方「お気を付けて」

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神田(プロフ) - すごく続きが気になるんですが更新の予定わないですか?? (2022年1月5日 4時) (レス) id: cf3f4f58f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もう更新しませんか?>< (2020年9月15日 20時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 新しいお話を見ました!夢主の斬魄刀の玉藻御前が気になります!更新頑張ってください!! (2020年7月1日 5時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
beNi(プロフ) - 黒パラさん» お読みいただき、こんなに絶賛して頂いて恐縮です!笑 黒バラさんの言葉を励みに今後も頑張っていきます!応援の程よろしくお願いいたします! (2020年6月29日 2時) (レス) id: d7e7cc7b3b (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - すごい好きです。1回しか評価できないのが悔しいくらい好きです!! (2020年6月28日 18時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:beNi | 作成日時:2020年6月21日 23時

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