笑顔にさせて ページ17
臣:「お待たせ。Aちゃん買えた?」
『うん。買えたよ』
手に持っていた袋を見せて、入ろうか。って、臣くんが持ってくれた
さっきの事言った方がいいのかな
でも、教えてもどうすることも出来ないし
私意識しすぎなのかな
臣:「おーい。Aちゃん。どうしたの?」
『…あ。ごめん』
臣:「怖くなってきちゃった?」
『怖くないよ笑 …あのね、二人が一緒にいるの見ちゃった』
臣:「…Aちゃん」
『ん?』
臣:「俺らも二人でいるよ?向こうからしたら、驚くことだと思わない?」
って、自信ありげに、どう?って聞かれて
確かに、私たちが二人でいるところを見つけたら、向こうはびっくりするよね
私自身、臣くんと映画見るなんて、思ってもみなかったもん
『臣くん。手、繋ごう』
臣:「やる気になった?仕返し笑」
『うーん…とりあえず、臣くんの役に立ちたい』
臣:「じゃあ、お言葉に甘えて」
さっきまで全く触れてなかった私たち
私の大胆な一言で、手を繋ぐことになって
正直結構恥ずかしい。
自分からあんなこと言うなんてビックリだよ
臣:「あの二人が俺らのこと見つけてくれればいいね」
『いや…ちょっと怖い』
臣:「ホラー映画?」
『だから、そっちじゃないって笑』
なんか、今はしゅうくんといるより臣くんといた方が安心する
好きとかじゃないけど…
最近、笑ってなかったから、臣くんと話してやっと笑えたって感じで
『ありがとう。』
臣:「なにが?」
『私を笑顔にしてくれてありがとう。』
臣:「どういたしまして笑」
臣くんってほんとにいい人だと思う
出来れば、仕返しなんてしないでほしい
根は優しくて、人思いな臣くんには、人を傷つけるようなことして欲しくないよ
私を笑顔にしてくれたみたいに、人を笑顔にさせてほしいな
臣くんの手を握りながら、上映場所に入って
席に座って、ここでやっと手を離す
臣:「怖かったら、俺のところに飛び込んできていいからね?」
『さっきからちょっとバカにしてない?』
臣:「ちょっとだけね?ちょっとだけ笑」
『臣くんだって、ほんとは怖いんじゃないの?』
臣:「さぁ?笑」
あー。話しそらされた。
多分、この会場のどこかにあの二人はいるよね
私たちの存在に気づいてるのかな?
442人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こもりん(プロフ) - いぇすさん» コメントありがとうございます♪ 最後まで読んでもらえて嬉しいです! (2017年4月3日 12時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
いぇす - 最後の部分がタイトルと重なって、もうたまらなくなりました笑笑 すごく面白かったです! (2017年4月3日 12時) (レス) id: 2e838c7f21 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» いつも最初から最後まで読んでくれてありがとう!結構早く終わったよ笑 次の作品もお楽しみに♪ (2017年4月3日 0時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - みづ!今回のお話もすごい面白かったよ♪みづがいつもつくるお話より1番早く完結しちゃったんだね〜でもめちゃくちゃ面白いし、キュンキュンした!!新作のお話も楽しみにしてるね♪ (2017年4月2日 23時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - そうなんだ〜確かに私も王様ゲーム読んでるけど作者さんすごいよね〜!!全部小説持ってるんだ〜お金持ちですね〜笑私もほしい!!!絶対買ってくれないもん!!いいな〜 (2017年4月2日 23時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こもりん | 作成日時:2017年3月20日 20時