やっぱり… ページ18
臣:「ちょっ、待って待って。無理無理無理」
『全然怖くないよ』
臣:「あー。やばいってこれ。主人公逃げろよっ」
あれだけ私に、怖い?なんて聞いてきたくせに
臣くんの方が私より何倍も怖がってて
臣くんの反応にばっかり目がいっちゃって、全然映画に集中出来なかった
意外と怖がりなんだ
臣:「怖かったー。」
『私より怖がってたね』
臣:「ホラー映画はクオリティ上がってきてる」
『ホラー映画そんなに見ないから分かんないな』
かっこいいとか、クールとか、そんなイメージがあったけど
意外と可愛い一面もあるんだ。
臣くんは容姿もいいから、きっと、そこを好きになる人もいるけど
中身を好きになってくれる人に出会ってほしいな
〈めっちゃ怖かったぁ〉
「みこと、ずっと俺にしがみついてたもんな笑」
『あ…。』
「あ…A。」
嘘でしょ。
まさか遭遇するなんて
気づいて欲しいとは思ってたけど、やっぱり本人を目の前にすると怖いよ
なんて…言えばいいんだろう
臣:「A?どうしたの?」
『えっと…』
臣:「あ。彼氏さんか。改めてこんにちは。登坂です」
「…ども」
〈ねぇ臣。なんでAちゃんと一緒にいるの?〉
臣:「じゃあ、なんであんたらも一緒にいんの?」
二人は言葉に詰まらせて目をそらした
なんて言ってくるのかな
「…ほら!もうすぐでさ、Aの誕生日だから、プレゼント決めるのを手伝ってもらおうと思って!」
〈そうそう!〉
臣:「ほんとなの?A」
『…ほんとだよ。二週間後が私の誕生日』
しゅうくんは、もしかしたら、まだ私の事好きでいてくれてるのかな
私のプレゼントを選んでるって思っただけで、すっごく嬉しくて
…しゅうくんを嫌いになんてなれない
〈ねぇ。二人はなんでいるの?〉
臣:「俺ら二人が暇だったから」
〈ふーん。〉
臣:「じゃあ、プレゼント探し頑張って。A行こう。」
『あ、うん。』
臣くんのあとを少し早歩きでついて行った
しゅうくん、私の事考えてくれてたんだ
臣:「はぁ…ムカつく」
『…あの、』
臣:「あいつら、よく俺らに、なんで二人でいるの?なんて聞けたよな」
『…臣くん、私』
やっぱり…好きなんだよ
『しゅうくんが好き。別れるなんてできない』
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こもりん(プロフ) - いぇすさん» コメントありがとうございます♪ 最後まで読んでもらえて嬉しいです! (2017年4月3日 12時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
いぇす - 最後の部分がタイトルと重なって、もうたまらなくなりました笑笑 すごく面白かったです! (2017年4月3日 12時) (レス) id: 2e838c7f21 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん(プロフ) - あらこもりさん» いつも最初から最後まで読んでくれてありがとう!結構早く終わったよ笑 次の作品もお楽しみに♪ (2017年4月3日 0時) (レス) id: c137379bdb (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - みづ!今回のお話もすごい面白かったよ♪みづがいつもつくるお話より1番早く完結しちゃったんだね〜でもめちゃくちゃ面白いし、キュンキュンした!!新作のお話も楽しみにしてるね♪ (2017年4月2日 23時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
あらこもり - そうなんだ〜確かに私も王様ゲーム読んでるけど作者さんすごいよね〜!!全部小説持ってるんだ〜お金持ちですね〜笑私もほしい!!!絶対買ってくれないもん!!いいな〜 (2017年4月2日 23時) (レス) id: 08e1534ff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2017年3月20日 20時