sweet time【文スト】【新旧双黒】

中原中也×飴 ページ6

私は飴が好きだ。

一粒口に入れると、たちまち口いっぱいに
甘い味が広がって、幸せになる。





今はイチゴ味の飴を舐めております〜






飴舐めながらだと書類整理もはかどるはかどる。

すると幹部様がやってきた。







「A、何食ってんだ？」



「飴です」



「ほぉ…」



「何味でしょう」



「んー…っと、言うなよ？当てるから…」



「んふふ、当てれますかねぇ？」



「甘い匂いがすんだよ…多分…イチゴか？」






わ、すごい、


正解です！！！


と、言おうとしたのに言えなかった。





なぜかと言うと…






キス、されたから。




それもかーなりDな方の。←








「んっ…ちゅ、くちゅ…っ」






中也さんは飴と一緒に私の口内を舌で荒らす。





時々、どちらのかも分からないが
歯に飴が当たって、ころん、と音がする。




何のせいでこんなに甘くなったのか分からないくらいに甘いキス。








「ぁ、ん…っぅ…ちゅ、やさ…ん」




苦しくて中也さんの胸を叩く。







漸く離してくれたかと思うと、









「ん、正解だな。イチゴだ」



「なんつー…答え合わせですか…///」



「俺も飴舐めてぇ気分だったんだよ」



「まだ袋にいくらでもあるのに…」



「ばーか、手前の舐めなきゃ意味ねーだろ」







何それ…意味不明です中也さん。







「まぁ俺は飴舐めるよりA舐める方が好きだけどなぁー」





中也さんはそう言いながら、私の首の印に口付ける。



この印は、昨晩に付けられたもの。
昨日の夜も激しかったな…←








中也さんは印つけるのも上手いから
いつもくっきりと、長く残ってしまう。








舐められた印はくすぐったくて、
思わず、ひゃ、と声を出してしまった。






「なんだ手前、煽ってんのか」


「ち、がいます…///」


「今日の夜も楽しめそうだな〜」


「なっ…///」









中也さんは書類をとんとん、と机に当てて整理して、執務室から出ようとした。









「なぁ、A。」




「…はい？」




「飴舐めてる手前も好きだぞ」




「は、はぁぁ…///」







なんですかその突然の告白は。もう…






そして中也さんは去り際に、





「夜中に俺に気持ちよくされて鳴いてる手前も好きだ」



「なっ、ちょ…！！！」









扉はパタンと閉まった。







とんだ変態幹部だ！！！←

太宰治×花→←太宰治×眼鏡

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