勘違い ページ3
夏「もうひとりの方はあれからどうなの?連絡きた?」
もうひとり…って藤ヶ谷くんだよね。
頭に今日の車の中でのことが無意識に浮かぶ。
夏「ちょっと…顔赤いんだけど?」
「え!? うそっ。」
反射的に頬を両手で押さえると、白状しろって目で夏実に睨まれた。
だから、こわいよ夏実…。
膝を抱えて、ふわふわしたラグマットを指でなぞりながらポツリポツリと今日の出来事を話す。
夏「……で、見送ったあと部屋に入ったら変質者がいてそこを玉森くんに助けられたわけね?」
「うん…そうです。 」
夏「そんで、告白しようとしたら逃げた…と。 」
取り調べする刑事のように腕組みをする夏実。
あの時の玉森くん…助けてくれたけどやっぱり私の方見てくれなかったし、告白も拒絶されて…。
そんなに私のこときらいなのかな…。
思い出すとどんどん落ち込んでしまう。
すると、夏実がマグカップのココアをひと飲みしてから口を開いた。
夏「玉森くんも相当Aが好きだね。」
「…え?」
思いもよらない夏実の言葉に、思わず間抜けな声で聞き返す。
夏「話し聞いてる限り、玉森くんは勘違いしてると思うんだよね。」
「勘違い…って何を?」
夏「Aが藤ヶ谷くんと付き合ってるって思ってる。」
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HRS(プロフ) - 誤字脱字直しました。渉「」→横「」、ミツ「」→北「」に手直し済みです。 (2014年11月3日 23時) (レス) id: 46edfaf00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HRS | 作成日時:2014年10月30日 12時