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彼女の友だち ページ19

横「後悔してる?」





俺の横に座って缶コーヒーのプルタブを起こしながら言う。





藤「後悔はしてない。けど、まさかいきなりタマたちがふたりきりになるとは思ってなかったから焦ってる。」




正直に吐露すると「だね」って言ってコーヒーを差し出してくれた。


受け取って一口含むと、苦い香りが鼻から抜ける。




横「太輔、おれはどっちの味方でもないけどさ…。」




藤「うん…。」





横「フラレたら全身全霊で慰めてあげるからね。」





藤「おまっ…!なんだよそれっ!なんで俺がふられる前提なんだよっ!」




ニヤリと笑う渉に声を荒げながらも、心の中では着々とふられる覚悟が出来つつある。




北「本気になったタマなんて見たことないけどね。」




ふいに後ろからミツも顔を出す。




つーか、まさかAの友達と付き合ってるなんて知らなかったし。




飛行機の中で突然、「タマとふたりきりにさせてよかったわけ?」って聞かれたときは思わずポカンとした。



話聞いたら、Aの友達と付き合ってるらしいし、その子から俺達の事も全部聞いてるらしいし。



どうりでいつも仕事ん時やたら俺とタマのこと見てると思った…。



恨めしそうにミツを睨む。




横「太輔…顔、顔。」




苦笑しながら渉に言われて、仕方なくまた地面を見つめる。

タマの本気、俺の本気→←複雑な胸のうち



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HRS(プロフ) - 誤字脱字直しました。渉「」→横「」、ミツ「」→北「」に手直し済みです。 (2014年11月3日 23時) (レス) id: 46edfaf00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HRS | 作成日時:2014年10月30日 12時

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