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出来過ぎた話 ページ11

Aside



お惣菜屋さんのバイトが終わってロッカールームで携帯を見ると、藤ヶ谷くんからメールがきてた。



『明後日から5日間くらい仕事休み取れない?』



そんな急に5日間もムリだよと思いつつ、「何かあるの?」と返す。



すると、すぐ返事が来て


『俺と友だちの別荘に行かない?
タマも来る。 』



って。



玉森くんも…?

その文字を見ただけで胸がドキリとした。



そのあと、何とか店長に掛け合って奇跡的に5日間のお休みをもらえることになった。



幸い、夜の居酒屋のバイトは偶然なことに明後日から内装を貼り替えるとかで休業。



出来過ぎているような…?
とも思いつつ、話はトントン拍子に進んでいって私は今まさに空港にいた。




「確か、ここでいいんだよね…。」



指定された、青い自販機の隣の椅子にちょこんと腰かけて待つ。



行き交う人を眺めながらも、頭のどこかで玉森くんの姿を探してて勝手に鼓動が速くなる。




髪…変じゃないかな。


スカートよりやっぱりズボンで来た方が良かったかな…。


唇、もう一回リップ塗ろうかな?



自分の至る所が気になって、そわそわして落ち着かない。



はぁあ、ダメ。

何か飲んで落ち着こう…。



勢いよく立ち上がった瞬間、ちょうど目の前を通った人とぶつかりそうになった。

素っ気ない彼→←矛盾な感情



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HRS(プロフ) - 誤字脱字直しました。渉「」→横「」、ミツ「」→北「」に手直し済みです。 (2014年11月3日 23時) (レス) id: 46edfaf00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HRS | 作成日時:2014年10月30日 12時

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