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Aside
なんとか、御幸くんに教えてもらってテスト範囲は終わった。
A「明日はテストか……。」
倉持「よぉ、帰るぞ。」
A「うん。あ、あのさ……いつもありがと…。」
幼馴染みの洋一くんには家まで送っていってもらっている。
倉持「うっす……。い、行くぞ…。」
A「部活…最近どう…?」
倉持「んー…まぁな。」
洋一くんはそう言って手を抑えていた。
A「よ、洋一くん…手、痛いの…?」
倉持「ち、違ぇから…。」
A「ダメっ!!」
倉持「いっ……。」
洋一くんの手を握ると、苦い顔をした。
A「洋一くん……。」
できればこの手を離したくなかった。
倉持「少しくれぇなら…別にいいけど…。」
洋一くんは離そうとした手を握り返してくれた。
A「あ、ありがと…!!」
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作者名:仁 | 作成日時:2017年3月2日 19時