【◇A】隣の席の眠り姫2【御幸一也】 (ページ31)

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人は怖かった。

だから、いつでも逃げていた

教室でも人の目が怖くて、顔をあわせないようにしていた

「どうした…?A。」

A「あっ、な、何でもないよ…!!」

ボーッとしてた……

君のおかげなんだよね、私がこんなに人と話せるなんて……

A「ねぇ、一也……。今度どっか行かない……?」

御幸「………珍しいな、お前からそう言ってくれるのは……。」

A「少しでも、一也の傍にいたかったから……。」

言っちゃった……

恥ずかしい………

また、あの時のベンチに座って話していると、眠たくなってきた。

A「ふわぁ……ごめん…睡魔が……。」

御幸「はぁ……こんなとこで寝ると風邪ひくぞ……。」

目を瞑ると一也の声が聴こえた。

御幸「寝顔も可愛いんだな……Aは…。」

そんなことないって……なんて言う前に私は深い眠りにおちた。