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A「……き、くん…。御幸くん……。」


私は、ガタッと立ち上がって、勇気を出して話しかけた。


華「御幸くんに話しかけないでって言ったでしょ!?」


桃沢さんが手を上げた、怖くて目を瞑ると暖かいものに包まれた。


御幸「なぁ、俺のことはなんと言ってもいいけど舞鶴に手出すのはやめろよ?」


桃沢さんは、走り去っていった。


御幸くんは、私を離すと私の手を握って教室から出た。


A「ど、どこ行くの……??」


着いたのは、グラウンドだった。


御幸「ほら、キャッチボールするぞ。」


A「えっ……。」


グローブを渡された。


シュッ……パシッ


真っ直ぐ投げられてるかは分からないけど、御幸くんはちゃんととってくれた。


A「あっ……。」


取り損ねたボールを取りに行く。


A「…と……あった。」


御幸「舞鶴……。」


A「御幸くん……っあ…。」


君の暖かさに包まれた。

そして、思い出したよ。君の声……。


A「御幸くん……あのね…私、御幸くんのことが好き…です。」

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作者名: | 作成日時:2017年3月2日 19時

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