スリザリンの変わり者 (ページ17)

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スネイプの警告ページ17

「きっと、石が盗まれるなら今夜よ。フラッフィーの出し抜き方も分かったし、ダンブルドア先生も追い払った。きっと届いた手紙は偽物なのよ」

マクゴナガルが去ったのを見届け、Aは腕を組んで言った。

「でもA、一体私達に何が出来……」

ハーマイオニーが息を呑んだ。急いで振り返ると、そこにはスネイプが立っていた。

「やあ、こんにちは」

やけに愛想よく挨拶をした彼は、一瞬Aに冷たい視線を送った。罰則を受けたことをひどく怒っているらしい。

「諸君、こんな日には室内にいるもんじゃない」

「僕たちは……」

ハリーは口籠もった。何を言ったら良いか思い付かないようだ。

「もっと慎重に願いたいものですな。こんな風にウロウロしているところを人が見たら、何か企んでいるように見えますぞ。

グリフィンドールとしては、これ以上減点される余裕はないはずだろう？勿論お前もだ、クィンラン。

ポッター、警告しておく。これ以上夜中に彷徨いているのを見かけたら、我輩が自ら君を退行処分にするぞ。さあもう行きたまえ」

そう言い残すと、スネイプは大股で職員室の方へ消えていった。