『で、さ。本題に入るんだけど』太宰「前回の続きね」中也「手前誰に向かって云ってンだ」太宰「それは勿論読んでくれている人に向かグッハ」中也「云わせねェぞ!」『お前らマジで黙れェェェ!!!』 ページ21
『ま…待って下さいよ……、私、一般人で』
「一般人がこんな処に居るか。それに先程の男はマフィアだろう、何故一緒に居る」
全く以ってその通りで御座いますはい。
駄目だ、私のささやかな抵抗が無駄に終わってしまった。どころかジイドの警戒心を煽ってしまったようだ。
「…まぁいい。どの道殺す」
ジイドの指が、
「凪を………離せ」
私は一瞬、その声が誰から発せられたのか判らなかった。それ程までにその声は、低く、静かに、怒っていたのだ。
「凪?…この小娘の名か。随分と大切な様だ」
ジイドは私を今初めて認識したような顔をして云った。此奴私の事小娘呼ばわりしやがった。
織田作さんはジイドの事を睨む。…あんな怒っている織田作さん、見た事ない。
ジイドは未だ私の頭に拳銃を突き付けている。いい加減離せ。
「予感があった……この国でその異能者に逢えるのいう予感が」
「何の話だ」
「
これここだけ聞いたらどー考えても厨ニ病だよね。
一瞬、私の後頭部から拳銃が離れた。が、また押し付けられる。恐らくジイドの部下が、今私の頭に突き付けているのだろう。
「そうか。知人の葬儀業者なら割引料金で紹介できるぞ」
天然!
「必要ないよ……たった今見つけたからな」
そう云うと同時に、ジイドは拳銃を構える。
そのまま数秒、二人は動かなかった。異能を使っているのだろう。織田作さんが戸惑った表情を浮かべている。
「貴君の混乱は、乃公の混乱でもある」
私はチラリと後ろを伺った。ちょっと頭を動かしただけなのに、グッと強く拳銃を押し付けられた。これ以上動いたら確実に撃たれる。
……取り敢えず自力で脱出するのは無理だね、うん。
「貴君はこの抗争を止められる唯一の人間なのだ」
織田作さんは銃を構える。ジイドは笑みを深めた。
「いいぞ。それだ。その弾丸だけがこの戦争を止められる。貴君はマフィアの構成員だ。ならば敵の首魁たる乃公を撃つ事こそ本懐」
織田作さんは、銃を下ろした。
「断る。俺は仲間を助けに来ただけだ。本当を云うと、もう何年も人を殺した事はない」
「……………何?」
ジイドが動揺する。ハッ、ざまあ。
『今度こそ、本題に入るんだけど』太宰・中也「「はい」」『この作品って、設定ないよね』中也「あ、俺理由知ってる」太宰・凪『「え!?」』中也「何か設定が苦手らしい。と云うか謎を残しておきたいらしい」『ああ〜』太宰「だから無いんだ」→←『はい、私は今からメタ発言をします』太宰「そもそもメタ発言と云うのがメタ発言だと思う」中也「じゃあ手前もメタ発言してンじゃねェか」『ちょっと待って字面がメタ発言ばっかで読みにくくなってるだろうし本題に入れないから黙って』
387人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴの(プロフ) - 白夜の世界さん» いえいえ!大好物ですね!レスありがとうございます! (2019年4月23日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ぴのさん» あああ!ありがとう御座います!まぁ確かに、何か切なくなってしまいました…小説の黒の時代に似せた結果です。苦手だったら御免なさい! (2019年4月23日 20時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 今日めっちゃ更新されて嬉しい!そして切ねぇ! (2019年4月22日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鶴さん» うわああああ!御免なさい!中也さん黒の時代で全く出て来ないので…番外編で、ネタが思い付いたら書きますね!面白いって云って頂けて幸いです!! (2019年4月22日 10時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - でも、とってもおもしろいお話です!続きが楽しみです! (2019年4月22日 9時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年4月3日 10時