『書き方変更〜〜〜!! たぶんまた後々戻しに来るそうです! 作者が云ってました』太宰「さすが全部投げ捨てていくね」『スタンディングオベーションしてくれ』 ページ17
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『ッ────』
吸っちゃマズい、そう思う間もなく顔面に容赦なく噴射された霧。咄嗟に目を瞑って呼吸も止めるが、腹を小銃で殴られて息を吐き出す他はなかった。かひゅ、と空気の通り抜ける音がした。黒い特殊部隊──特務課は、安吾さんの背後につく。
催涙要素があったのか、目に激痛がして涙が溢れる。だが体は思うように動かなく、肘を突いて立とうとすればべちゃりと地面に這い蹲ってしまった。舌も痺れている。
「織田作さん、凪さん。ご迷惑をお掛けしました」
あんごさん、と何度も名前を呼ぶ。呼ぶ──呼べているのか? 耳の中で反響音がした。上も下もわからない。
「ここで起こった事は凡て話して頂いて構いません──ミミックの内情は凡て真実です。もし……、もし許されるのなら、太宰君と四人でもう一度、酒を飲みたかった。同じ時間、同じ場所で……」
幾らでも──幾らでも、飲みましょう。大丈夫です。誰か欠けるだなんて、そんなことは私が許さない。絶対にもう一度。一緒に笑えるはずです、だから、そのはずだから。
「お元気で」
『──ぁ、……ご』
ぷつり、と糸が切れるようにして、何も見えなくなった。
+ +
気が付くと見知らぬ天井があった。
だいぶ語弊がある云い方をしたが、まあそれは事実だ。目がまだ痛む。所々ぼやけている視界を横に向けると、織田作さんがいた。誰かが足早に出ていく音がする。おださくさん、と舌ったらずに彼の名を呼ぶと、ぱちりと目を開ける。
良かった、と私が笑うのと同時に、彼も安堵するような表情を浮かべた。ほんの小さな差分だが、それに私もはにかむ。
痛む頭を振って、寝台に手を突く。体を起こしてぼんやりと部屋の中を見渡し、自嘲気味に口角を不器用に上げた。
──失っていた記憶を取り戻すとか、どんだけ古くせぇ王道だよ。
「ヤァ、目覚めたかい凪ちゃん。織田作も、気分は?」
ガラリと扉を開けて、太宰さんが搭乗する。声は軽薄そうに矢張り軽い調子であったが、瞳には私達への心配が映されていた。いつもならこんな心配にも気付かなかっただろう。織田作さんと私が、彼にとって同じ位置に立てているハズがないと思って。
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『マジでクソゲーだと思う。ていうかコレを誰にも相談できないっていうのが辛くない?』白夜「君が辛くなれば辛くなるほど喜ぶ人間って誰だと思う?」『急にどうした』→←白夜「くっそネタがないからキャラに喋らせたのに喋るネタも思いつかなくなってしまった」『あれ、作者が出るの初めてだね』中也「あァ、確かにそうだな」白夜「そういえば私中也君の身長と同じなんだよ!」中也「どうでもいい」
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ぴの(プロフ) - 白夜の世界さん» いえいえ!大好物ですね!レスありがとうございます! (2019年4月23日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ぴのさん» あああ!ありがとう御座います!まぁ確かに、何か切なくなってしまいました…小説の黒の時代に似せた結果です。苦手だったら御免なさい! (2019年4月23日 20時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 今日めっちゃ更新されて嬉しい!そして切ねぇ! (2019年4月22日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鶴さん» うわああああ!御免なさい!中也さん黒の時代で全く出て来ないので…番外編で、ネタが思い付いたら書きますね!面白いって云って頂けて幸いです!! (2019年4月22日 10時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - でも、とってもおもしろいお話です!続きが楽しみです! (2019年4月22日 9時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年4月3日 10時