森「やあ。今日は私達が担当だね」エリス「リンタロウきもい」森「待って私担当だねとしか云ってないよ!?」『普段の行動がきもいんです』森「私一応君の上司」『と云うかあんだけやっといてよく通報されませんね』森「エッドウイウ意味」 ページ11
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──よし。これで大丈夫、だろう。多分。
私は裏口から外に出直し、今度は正面から店内に入った。丁度太宰さんが暗証番号が安吾さんによってもたらされたもの、ということを話している最中だった。
私の方に視線をやった織田作さんが、いたく真剣な表情で「誰かが安吾を嵌めるために、裏で状況を操っている可能性はないのか?」と訊いた。勿論、その可能性がゼロな訳ではない。だけど強大なリスクを払ってまでそんなことをして得をする人物なんているだろうか?
太宰さんがそう云ったことにより、織田作さんが消沈したように視線を前に戻す。
……今更ながら、この私の状況が、とんでもなくキツイ立場であることに気づいた。云えない。云ってしまっても良いのかもしれない。でも無理だろう。……そんな無言の最中、太宰さんが、
──太宰さんが、嗤った。
「最初はたかが犯罪組織かと思ったけど──安吾がつくほどの組織となれば、軽くこづいただけで泣いて謝るような連中じゃあないって事だ。その上敵としての安吾は簡単な相手じゃない。全く簡単な相手じゃあないよ。期待させてくれるじゃないか。きっと私を追い詰めて、そして──」
「太宰」
『太宰さん』
私と織田作さんが同時に呼び掛けた。彼の流れ落ちるように吐き出されていた言葉が止まり、そして私達もそれ以上かける言葉が見つからなく、まるで膠着状態のようになる。
私が呼びかけた理由は、ただ単に、彼の続きの言葉を聞きたくないが為だ。太宰さんは追い詰められて、そして。それ以上何を、彼は云おうとしたのだろう。私にはそれを察することしかできないけれど、多分その答えで、合っているのだろうと思った。
そしてその答えを云おうとした彼を責めることも、それ以上呼びかけることも。
私はしなかった。
太宰さんが立ち上がり、「そろそろ行くよ」と云う。それを呼び止めたのは私なんかではなく、織田作さんだ。己への呼びかけに太宰さんが振り返りる。
「お前がそんな風に考えるのは、ひょっとしたら──」
丁度そこで、太宰さんの携帯電話が鳴った。
太宰さんは携帯電話を耳に当て、少し応答した後──ニヤリと笑った。
「ネズミが罠に掛かった」
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『と云うか森さん、部下に幻滅された事あるんですか?』森「中也君には「首領、頼むから部下の前では普通に……あ否、異常にしといてくれ」ッて云われた」『最早、ロリコン状態が正常www』→←『今回クッッッソ短いですすいません!』太宰「と云うか凪ちゃん子供たちと知り合いだったの?」『はい、そうですけど。ちょくちょく遊びに来てましたよ?』太宰「え、私知らなかったんだけど」『え、云ってないし』太宰「え?」
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ぴの(プロフ) - 白夜の世界さん» いえいえ!大好物ですね!レスありがとうございます! (2019年4月23日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ぴのさん» あああ!ありがとう御座います!まぁ確かに、何か切なくなってしまいました…小説の黒の時代に似せた結果です。苦手だったら御免なさい! (2019年4月23日 20時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 今日めっちゃ更新されて嬉しい!そして切ねぇ! (2019年4月22日 21時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 鶴さん» うわああああ!御免なさい!中也さん黒の時代で全く出て来ないので…番外編で、ネタが思い付いたら書きますね!面白いって云って頂けて幸いです!! (2019年4月22日 10時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - でも、とってもおもしろいお話です!続きが楽しみです! (2019年4月22日 9時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年4月3日 10時