番外編・もしも探偵社でディ○ニー行ったら 終 ページ45
『次お土産買いに行こうぜー!』
と云う訳で、お土産を買っている一同。
「凪さん!皆でお揃いにしましょう!」
『おおーっ、いいね!』
「之なんて如何だィ?」
「此の、白いモコモコした奴…欲しい…」
最早此処は女子達の独壇場。男が入り込む余地は無い。
最後にプロジェクションマッピングを見て帰るか、と云う事になる。
「おおッ、綺麗」
『凄い…』
感嘆の声を上げる。花火がドドーンと打ち上がる。
『綺麗ですねぇ…』
「大丈夫、凪ちゃんの方が綺麗だよ!」
『は? キモ』
先程ナルシ発言から立ち直ったばかりなのに、又もダメージを受けた太宰。無論誰も構わない。
与謝野が呟く。
「だけど、確かに綺麗だねェ」
『大丈夫です、与謝野さんの方が綺麗ですよ!』
「ねェ如何云う事⁉」
太宰が理不尽!と叫ぶ。
『…はぁ、ったく……ほら、こう云う時に、生きてて良かった、とか思いません?』
「うーん…そうだね、凪ちゃんと一緒に居られる時、生きてて良かったッて思うかな」
太宰が何時になく真剣な表情で云った。凪はキョトンとし、太宰を見つめる。
太宰は優しく笑った。凪の頬に、手を当てる。そしてそのまま、二人の唇が、重な___
「何、してるんですか?太宰サン???」
「太宰、今直ぐお前が今まで犯してきた法の数々警察に突き出してやろうか」
___る事は無く、其れは敦と乱歩によって阻まれた。
「ええー!今いいトコだったのにー!」
『え?え?』
太宰が頬を膨らませる。凪は何の事か分からず、戸惑い顔で二人を見る。
「凪も凪だよ!もっと警戒しないと!」
『え?何が?』
「あーもう!」
敦は頭を抱える。一体此の鈍感に如何やって説明すれば良いのか。
そして太宰は。
「オイコラ太宰。お前ちょっと来い」
「あれ、国木田君?目がマジな気がするんだけど…」
「太宰、後でお前の血と闇のリスト警察に送っとくわ」
「待って乱歩さん洒落になりません」
女性陣はニヤニヤと其れを見つめる。男性陣は太宰を怨嗟の目で見つめる。
『___まぁ、いいじゃん!
楽しかったんだからさ!』
凪はニコッと笑った。敦は其れに思わず顔を赤くさせる。
「もう……仕方無いなぁ…」
無邪気な笑顔で、二人は笑い合った。笑いが、周りの人にも伝染して行く。
最後に、特大の花火が打ち上げられた。
番外編・もしも探偵社でディ○ニー行ったら。完
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白夜の世界 - ユーヒ様、申し訳御座いません。ですが、優姫ちゃんは死んだおりません。作品の中では余り細かい描写をしていないのですが、今昏睡状態になっております。…あと、本当にどうでもいいかもしれませんが、ユウキちゃんです…。御気分を悪くさせてしまい申し訳御座いません (2019年4月3日 7時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ゆきな様、ありがとう御座います!其方もお体に気をつけて下さい! (2019年4月3日 7時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ユーヒ - 夢主の親友が私と同じ名前で、死んだって聞いて何かショック。('' ) (2019年4月3日 1時) (レス) id: 1dd8890cea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヤバい太宰さん変t))ん"ん"…織田作かっこいい!(中也さん推し)これからも無理せずに頑張ってください (2019年4月3日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 船長様、ありがとう御座います!此れから続編へ行きますので、どうぞ次の話も、宜しくお願いします! (2019年4月2日 15時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年2月24日 21時