織田作にドッキリとか絶対無理じゃね？ と思った今日この頃。【黒の時代】

番外編・もしも探偵社でディ○ニー行ったら ページ43

『可愛いー！』



凪は出て来た夕食を見つめ、喜色満面だ。



「写真撮っておきましょ、凪さん！」



ナオミが持っている携帯で、凪、ナオミ、与謝野、鏡花の四人で撮る。

一方、男性陣は。



「う…気持ち悪い……」

「は、ハハッ、あ、あんなの、怖くも、何とも無かったからな！」

「国木田君……大丈夫、先刻の国木田君の顔、写真に撮ってあるから！今皆に広めてくるね！」

「止めろ太宰ィ！」



色々とカオスであった。






「では次、パレードを見ましょう！」

『良いね！』



inパレード



『いーやっふー！最前列を確保してやったぜ！』



凪はレジャーシートの上で叫んだ。与謝野は其れを呆れた様に見つめる。



「凪ちゃーん！隣で見ようね！」



太宰は凪に抱き付いた。男性陣から殺気が出る。太宰は分かっているが其れを無視。凪は分からず太宰を無視。



「凪ー！僕の隣で見てくれたらチュロスあげる！」

『行きます』



乱歩が云うと、凪は即答。乱歩は狙って云ったのだが、余りのチョロさに思わず「チョロ…」と云ってしまう。

乱歩の処へ行こうとする凪と、其れを引き止める太宰。



『はーなーせー！放して下さいー！』

「ほら、凪もこう云ってるぞ。放せ太宰」

「いくら乱歩さんの頼みだとしても、其れは訊けないですね」



バチバチと火花を散らす二人。凪としては取り敢えず痛いから放せ、と云いたい。



『…だああッ、お二人の間に私が入りますよ！其れで万事解決でしょ⁉』

「「此奴と一緒に見たくなんか無い」」

『は？』

「「は？」」

『アッゴメンナサイ』



敦に泣きつく凪。



『うわーん、二人が非道いんだよ！』

「そっかぁ…じゃあ僕と一緒に見る？」

『うん！』

「「ちょっと待て」」



凪の位置からは見えない角度で、敦は二人を見た。

そして、フッ…と勝ち誇った笑みで笑う。



「よーし、じゃあパレード見よっかぁ」

『うん！』

「敦君そんなキャラだったっけ⁉」



太宰が叫んだ。

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