ロリコンがトップというのは本気で終わっていると思う ページ20
……結局めちゃめちゃ探し回った挙句、太宰幹部の補佐という職権を乱用して行き方を教えてもらった。感謝。
最上階へと上がる
だから、綺麗だな、なんて声が漏れたのも、私が意図したものではなかった。誰かが、「私、この風景が一番好きなの」と楽しそうの話していたのを思い出す。ああそうだ、アイツが、
『────あ?』
戸惑いの声が出た。アイツがそう云っていた。それは分かる。ただその先の記憶の糸がぷっつりと途切れていて、どれだけ手繰り寄せても、その先が闇に塗れていて何も判らない。当たり前だ、その先への道標すらないのだから。
真っ暗だ。そこまでの道のりはあるのに、そこから先が崖になっているように隔たれている。
それを思い出すことを避けるかのように、チン、と昇降機が到着する音が聞こえた。何かあったはずなのだけれど、それは多分もう思い出せない。
『……まあいいや、』
思い出せないって事は、そこまで重要じゃ無いって事だろうし。
すー、はーと深呼吸をする。意を決してその重厚感のある扉をノックした。未だかつてノックをするだけで此処まで緊張することがあっただろうか。
否、断云する。絶対に無い。
『
「ああ、入りたま……あのちょっと待ってエリスちゃん、今其処で部下が来てるから、ね? 頼むからちょっと、ちょっとだけでいいから向こうの部屋に行ってくれないかい?」
『……あの、ボ』
「リンタロウの云うこと、もう聞いてあげなーい」
「御免ねずっと此処に居ようかあ〜!」
猫なで声が部屋の中から聞こえてきた。私は数秒逡巡した後思い切りドアを開けた。
幸せそうにスイーツを食べる幼女に
その中年の男性、つまり
……うわあマジかよ、これが大人のやることかよ。
「凪君何かねその目は」
『いえ何も』
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白夜の世界 - ユーヒ様、申し訳御座いません。ですが、優姫ちゃんは死んだおりません。作品の中では余り細かい描写をしていないのですが、今昏睡状態になっております。…あと、本当にどうでもいいかもしれませんが、ユウキちゃんです…。御気分を悪くさせてしまい申し訳御座いません (2019年4月3日 7時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ゆきな様、ありがとう御座います!其方もお体に気をつけて下さい! (2019年4月3日 7時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ユーヒ - 夢主の親友が私と同じ名前で、死んだって聞いて何かショック。('' ) (2019年4月3日 1時) (レス) id: 1dd8890cea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヤバい太宰さん変t))ん"ん"…織田作かっこいい!(中也さん推し)これからも無理せずに頑張ってください (2019年4月3日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 船長様、ありがとう御座います!此れから続編へ行きますので、どうぞ次の話も、宜しくお願いします! (2019年4月2日 15時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2019年2月24日 21時