所属組織を潰したらマフィアに連行されました【織田作之助】【文スト】 (ページ29)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:169,863 hit

禿げろ← ページ29

「そういうことだから二人とも、他社との交流会に参加してくれないかな？」

「交流会？」

「嗚呼。来週の火曜なんだけど。」

織田作と三島が話している。非番も終わってしまった、潜入任務に戻って早々なんか凄く面倒臭いことに巻き込まれた。
……………交流会？よーするにパーティーじゃねぇか！

〔織田作、来週の火曜って……〕

〔嗚呼。こいつらの会合とやらがあるな。〕

え、モニタリングできないじゃん！←
…………わざわざ日付を被せたということは、こいつらはパーティーを途中でバックレて、会合をするつもりなのだろうか。確かにばれにくいね。

問題が一つ。私パーティーとか嫌い。

『なんでその交流会？に参加しないといけないんですか？』

私は、潜入中は頭の弱いふりをしているので、実際には解りきっている質問をした。
馬鹿だと思われてる方が行動しやすいしね！

「Aちゃん、君達には“ポートマフィア代表”として参加してもらいたいんだ。ポートマフィアの人間がいれば、周囲が必然的に私の会社がポートマフィアとのつながりを持っていると思ってくれるからね。」

今までの馬鹿のふりが項をなして、三島はまるで子供に言い聞かせるように丁寧に説明をしてくれやがった。待って、凄くウザい。禿げろ←

ってかポートマフィアに反逆しようとしてるくせにまだ利用しようとしてんのかよ。

『そういうことですか。では参加させてもらいます。服装は普段通りですか？』

「いや、ドレスかそれに類するものを着てきてくれ。(できれば露出多いもので)」

『………………解りました。(ふざけんなクソが)』

なんか不埒なセリフが聞こえた気がする。
ってか私の心の声が顔に出てないことを祈る。

………………私の執務室に高そうなドレスがあった意味がようやくわかったよ。解ったけど着たくない。

〔織田作、バックレてモニタリングしてていい？〕

〔駄目だ。〕

〔じゃあどうやって決定的瞬間を押さえればいいの！？〕

〔盗聴器の声が常に聞けるようにしたらどうだ？〕

〔その手があったか！〕

物騒な念話は気にしないんだ。←