OD-TALE (ページ18)

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「着いた～！…ってなんか散らかってない！？」

床に紙やら試験管やらフラスコやらがところ狭しといったふうに落ちている。

「あ～。まあ本当に色々使ってたからな…。その度掃除するような気性は俺らは持ち合わせてねえし。そりゃ散らかるだろ。」

「うわ、恥ずかしい…。レル、気にしないでね？」

*研究所ってどこもきっとこんな感じなんだね。

「うわ、神対応…。レルは本当に優しいね～…。」

「ごちゃごちゃ言ってる暇があったら片すか案内するかしたらどうだよ？」

「正論だけど…正論だけどもうちょっとレルを見習ったら！？」

「知らねえ～。」

「もう…お兄ちゃんはオブラートに包むってことをしないからなぁ。今度にっがい粉薬かオブラートで包んだデスソース口に突っ込んであげようか？」

「なんだよその地味な嫌がらせ！！
ほら、レルが退屈してるだろ。俺二階片してくるからここで遊んでろよ。」

「うん。レル、そうしよっか！」

*うん！

メルは二階に上がって行った。