愛の証明【嵐山准】 ページ16
嵐山准。
ボーダー広報部隊。A級5位。
市民、ボーダー隊員、嵐山隊員に慕われている。
雅野玲奈。
B級ソロ。ソロでA級目指してる。(無理らしいけど)
学校では無愛想って言われてる。
話すのはボーダーの奴ばっかり。
(ほぼ男子しか話す人がいない。)
天秤に乗っけたら確実に傾く私たち。
そんな私に嵐山さんは好きだと言ってくれた。
「好きなんだ。付き合ってくれないか?」
真面目な声にド直球な台詞。
普通の女子なら落ちない子いないけど。
「じゃあ、証明してください。」
私はずいぶんひねくれている。
________________
「なぁ、玲奈。模擬戦しないか?」
「賢にいい店を教えてもらったんだ。
一緒にいかないか?」
「木虎から聞いたんだが、和菓子が好きらしいな。
良かったら貰ってくれ。」
・
・
・
いい人すぎる…!
そう思ったら証明しろといった自分が
汚い奴に思えてますます告白の返事ができない。
仕方がないので迅さんに相談してみた。
(理由?髪型にてるから。)
迅さんは苦笑いすると口を開いた。
「別に玲奈が釣り合わないとか
思わなくていいと思うけど。」
___嵐山は玲奈を好きになったんだ。
___いい玲奈とか悪い玲奈とか関係ないよ。
___自分の気持ちに正直になりな。
私は走った。
走って走って走って走って。
嵐山隊の作戦室に辿り着く。
「嵐山さん!」
タイミングはよかった。
嵐山さんだけだ。
「証明は正解か?」
まだそんなこと言うか。
つっこみたいけどつっこまなかった。
「模範解答です。嵐山さん。
こんな私でよければよろしくお願いします。」
これがテストならあなたは優等生ですよ。
嵐山さん。
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かなた - 茶飯事をちゃめしごとと読んだことに笑わせてもらいました笑 これからも頑張ってください笑 (2018年5月3日 19時) (レス) id: 1faed93ff6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2017年9月14日 16時