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副作用と副作用【菊地原士郎】 ページ15

僕の玲奈が偏頭痛になってしまった。









偏頭痛って1度なると死ぬまで治らないらしい。








頻度とか具合とかは人それぞれだけど


玲奈は重症らしい。








朝起きて頭を押さえ。





昼の授業中に苦しそうに顔をしかめ。







夜もまともに眠れない。







さすがにこっちも気にしすぎてしまい、

無理矢理病院に連れていった。









病院で白い粉薬が処方された。






夜寝る前に飲みなさいって言われてた。









でも粉薬には副作用があって。






異常な眠気に襲われて、起きられないらしい。







起床時間がずれて、学校に一緒に行くことが減った。









朝玲奈の家により、




すやすやと眠るその優しい寝顔に1つ口づけして




僕は学校へ行く。









「しろぉ…」









階段を降りて靴を履く途中、寝ぼけた声が聞こえた。







多分、聞こえているのは僕だけだ。





僕のサイドエフェクトのおかげだ。









「しろぉ…大好きだよ…」









なんなんだ、あの子は。








無防備だからこそ、恥ずかしくてたまらない。







本人は覚えてないからこそ腹が立つ。









「早く起きておいで。



待ってるから。」








誰にも聞こえやしない小さな声。









僕の副作用は役に立った。









君は早く副作用を克服しておいで。

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かなた - 茶飯事をちゃめしごとと読んだことに笑わせてもらいました笑 これからも頑張ってください笑 (2018年5月3日 19時) (レス) id: 1faed93ff6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿 | 作成日時:2017年9月14日 16時

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