マリンブルーの思い出 [美風藍] (ページ6)

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episode 6 強引ページ6

「なんでボクが行かないといけないの？」

「いや～、藍はまだ感情が少ないからね。これを機会に沢山の事を学べる可能性を感じたからね」

「絶対に嫌だね。そんなところに行ってる時間があるならボクは歌を歌いたい」

「お！サイト開いてみると皆でうたを歌う時間があるみたいだよ！」

「……。」

「いや～、楽しそうだね。」

そう言って博士はボクの意見を無視して勝手に申し込みをし始めた。

「…今の話を聞いてるとそれって子供たちが行くところなんでしょ？ボクは平気なの？」

「藍は童顔だから大丈夫！」

「…178cmは隠しきれないよ」

「なんとかなるさ」

博士はしっかりしてるようで変なところ抜けているからたまに物凄く不安になる。

「藍はまだまだ色んなことを知らなすぎる。何事もテストプレイは大切だ」

「それに藍が今いる世界はまだまだ狭い。これはきっと大きな経験になるよ」

「…これは『命令』？」

「ああ。『命令』だ。」

これから面倒くさい事が始まりそうな予感がする。