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episode 4 ポスト ページ4

打ち合わせから帰宅すると、すぐに貰った新曲の楽譜に目を通した。

「どうだ、歌えそうか?」

「うん。大丈夫」

博士はボクに歌えない曲がないと知っておきながら楽譜をもらう度に毎回聞いてくる。

これは人間でいう『ヤサシサ』のうちに入るのだろうか。

《カタン》

「お!郵便物が届いたみたいだな。藍、とってきてくれるか?」

「いいよ。」

まったく。博士はなんでもボクに任せてばかりだな。

取り出したポストには大量のチラシや手紙が入ってあった。

「はい。」

「うわぁ、、思ってたより大量にたまってたな。これは目を通すのに相当時間がかかるな…」

「自業自得でしょ。2日に1回は郵便物の中の物はチェックした方がいいよ。仕事に関係する大切な資料が入ってたりしたら大変だしね」

「うおお…藍も言うようになったな
あ、悪いが仕事関係の物とそれ以外の物と仕分けしてくれないか?」

「ねえ、本当に反省してる?まあ、命令じゃしょうがないけどね」

「はは、、藍にはいつもお世話になってるよ。ほんと助かってる」

「…本当だよ」

ボクの目測からすると博士から反省の色は伺えない。

「後から痛い目みるのは博士だからね」


博士がデスクで仕事をしている間、ボクは指示された選別をする作業をした。

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作者名:半額特価 | 作成日時:2016年9月9日 11時

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