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episode 2 唐揚げの人 ページ2
アイスを注文してから2分43秒。
さっきから店員に昨夜みた唐揚げの夢について淡々と語られている。
「そしたら唐揚げくんが！！華麗なステップをして〜！！！」
長い。
そのうえテンションが高くて暑苦しい。
この店員がどんな夢を見ようとボクには関係ないのに。
「そんで最終的に！その唐揚げくんはただの唐揚げじゃなくて黒胡椒の効いたスパイシー唐揚げだったんだよ〜！」
「うん」
やっと話が終わった。
アイスも大分溶けかけている。
「あ、アイス僕がずっと持ってたね！溶けかけてるけど許してちょ！長く話しちゃってめんごめんご！お待たせしました〜！」
本当に長かった。
やっとの事でアイスに手を伸ばした瞬間予想外の質問が飛び込んだ。
「、、、、、、。ねえ、ずっと気になってたんだけど。キミ、何歳？」
ロボットのボクに製造年月はあるけど年齢といったものはない。
こうゆう時どう答えるのかマニュアルに載っていなかった。
あまりに唐突な質問で言葉が出てこない。
「ボクは、、、______________
episode 3 age→←episode 1 蝉の鳴き声
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作者名：半額特価 | 作成日時：2016年9月9日 11時
