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風邪 大野執事 part7 ページ23

「あの、おぼっちゃまがいないのですけど!」

「仕事部屋は?」

「確かめましたが、そこにもいません!」

朝から騒がしい屋敷。

「キッチンにも、トイレにも…」

「どこに…」

二宮が姿を消したらしい。

「あ、私、大野さん起こしてきますね」

腕時計で時間を確かめたメイドが言う。

その言葉に、そこにいたメイド全員がはっとした。

「「もしかして…」」


メイド全員で、大野の部屋に行く。

そっとドアを開けると…


メイド「あらら…」


そこには、一緒にベッドに入って寝る大野と二宮の姿があった。


二宮のベッドと違ってシングルベッドなため、落ちないようにか大野の腕が二宮の背中に回っていた。

メイド「こういうことだったんですね」

メイドたちはほっと胸をなでおろす。

しかし、


「けほっこほっ」

この声は…


メイド「しっかり移りましたね。おぼっちゃま」

まぁ、こんなに密着して寝ていたら移るのも当然だろう。






その夜―

二宮「大野さん…喉いたい…」

大野「だから、はやく戻ってくださいと言ったのに…」

今度は大野が薬を持って二宮の部屋に入る。

二宮「ほらほら、ちゃんと看病してね」

なぜか風邪をひいて嬉しそうな二宮と、移してしまったことの罪悪感と頼ってくれることのうれしさの間で揺れている大野。

そんな2人を微笑ましそうに見守っているメイドたち。


この屋敷は今日も愛であふれている。

お母さん part1→←風邪 大野執事 part6



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にじいろえんぴつ(プロフ) - 嬉しいー!きゃっ!、と、お知らせを読みながらニヤニヤしていました。笑 テンションが爆発しています。笑 次回、楽しみにしています!リクエストに応えていただいてありがとうございます。(ペコリ!)  (2014年2月26日 18時) (レス) id: 0a369ca887 (このIDを非表示/違反報告)
にじいろえんぴつ(プロフ) - みっちょんさん、短時間でたくさんあっちこっちでコメントしてすみません、えんぴつです。にゃんこに続いて、執事とおぼっちゃまを一から読もうとして更新されていたことに気が付きました。(遅い)ひゃぁー!リクエスト、覚えていただいていましたか!ひゃぁー! (2014年2月26日 18時) (レス) id: 0a369ca887 (このIDを非表示/違反報告)
みっちょん(プロフ) - ヒキニートさん» ヒキニートさん!更新していなくて本当にすいません(>_<)これから気を配るようにするので、またよかったら読んでください! (2014年2月21日 1時) (レス) id: 5d381b2641 (このIDを非表示/違反報告)
ヒキニート - 久しぶりに来てみたんですが、更新がなくてちょっとがっかr((殴 自分のペースで頑張ってください!! (2014年2月17日 23時) (レス) id: abe54bdcbb (このIDを非表示/違反報告)
みっちょん(プロフ) - にじいろえんぴつさん» えんぴつさん!たくさんコメントありがとうございます!!なかなかデレを見せませんね(笑)大野さんは鈍感ですから、きちんとデレてあげないと気づきません(笑) (2013年12月6日 23時) (レス) id: 5d381b2641 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっちょん | 作成日時:2013年6月19日 2時

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