脳はクラクラ、負才でバラバラ - (非)日常編 - 34 ページ49
食堂に向かうと、見張りの二人を除いた全員がもう集っていた。
この後のイベントもあってか、食堂を取り巻く空気は明るい。
泡「あ、みんな揃ったみたいだね!じゃあ私、見張りの二人を呼んでくるよ!」
そう言うと、泡沫さんは食堂を出て行った。まだ、こうやって武器庫の見張りは続いている。明日の午後には私たちの番なのだ。油断はできない、けど___。
崇「あーあ、保健室が吹っ飛んじゃったせいで本格的な治療が出来なくなっちゃったねー……」
朧「こ、このくらい大丈夫です!日常茶飯事ですし、全然!」
崇「まぁ、そうだけど……今後の事を考えると、あんまり良くはない状況だなって」
黒川くんと朧ちゃんの会話が聞こえてきた。彼女はあの爆発で足に少々傷を負ってしまっている。そこまで深手ではないようだけど、靴下に少々血が滲んでいて痛々しかった。
それに、今後のこと……今後、もしどこかが爆発したら。それに誰かが巻き込まれてしまったら。
保健室は使えない。倉庫にだって最低限の薬しか置いていないのだ。
救える命が、救えないかもしれない……彼はそう言いたいのだろう。そんなときが来ない、なんて言い切れるわけないのだから。
泡「ただいまー!二人を呼んできたよー!」
真「皆、おまたせ」
美「武器庫に怪しい人は……来なかったよ……」
暫くして、3人が食堂に入ってきた。これで全員が揃い、温かな夕食がテーブルに並べられる。
マ「今日の夕飯はペペロンチーノとデザートのマチェドニアです♪今日は海津くんがお手伝いしてくださったので、デザートまで作ることが出来ました……!」
蛍「やったぁー!えーっと……デザートのマチュピチュ?」
導「それは天空都市って呼ばれる世界遺産……。マチェドニアはイタリアのサラダデザートだよ……野菜と果物が入ったフルーツポンチみたいなもの……」
崇「えっ、フルーツポンチになんで野菜を入れるのか理解不能なんだけど!?ねーえ!野菜なんて居れずにそのまま食べようよー!!」
瀀「パスタだけだと栄養が偏るから付け足したんだ。ピーマンは入っていないから大丈夫だろう」
崇「んぐぐ……な、なんだよ!お子様扱いちゃって!別に、野菜なんて嫌いじゃないし?ぜーんぜん食べてあげるけどぉ!?」
朧「崇様……そういう発言がお子様扱いを招くんですよ……」
食堂には活気が戻っていた。
私たちは、久々に声を合わせて挨拶をする。
マ「それでは、神に感謝して……」
「「いただきます」」
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凛導碧(プロフ) - おーすりーさん» ありがとうございますm(_ _)mおーすりー様の居場所を生かすことができ、とても嬉しいです。改めて、お疲れ様でした。 (2022年9月13日 15時) (レス) id: a9aa0fa550 (このIDを非表示/違反報告)
おーすりー(プロフ) - 凛導碧様、改めてありがとうございます。放棄してしまった私が言うのはなんともおかしな話ですが、この作品を生かしてくれて、ありがとうございます。凛導碧も、無理せず、自分のペースで更新していってくださいね。応援してます! (2022年9月13日 12時) (レス) @page37 id: 22a9b8f06d (このIDを非表示/違反報告)
未來。(プロフ) - 私にも出来る事があれば是非お声掛けください…!!作品を綴る事は可能だと思いますので…!! (2022年9月13日 7時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - 私もできることがございましたら是非お声がけください!作品を綴ることはできると思います。 (2022年9月12日 22時) (レス) @page37 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - リアルが優先になってしまいますが、必要でしたらお声掛けください。比較的作品を綴れるとは思います (2022年9月12日 21時) (レス) id: 6004fe1c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーすりー x他4人 | 作成日時:2022年7月30日 7時