【創作論破】ダンガンロンパx-1【Part 5】

脳はクラクラ、負才でバラバラ - (非)日常編 - 33 ページ47

蓮「そういうことかー！私たちが居ないうちにそんなことが起こってたんだね……。もうっ！下手したら二人が死んじゃってたかもしれないなんて、許せないよ！」

咲「そっか……私たち、死んでたかも、しれないんだ……」
紫「もし、あの時白波サンが気が付かなかったら、ボクらは今頃吹き飛んでたんですよネ……」」

焦りと使命感で感じていなかった現実がふと目の前に突き付けられる。

今、生きていること自体が幸運だっただけなのかもしれない＿＿＿なんて。


蛍「でもでもっ、爆弾が解除できたなら安心だよねっ！解除さえできちゃえば怖くないんだもん！何より、二人が無事でよかったぁ……」
蓮「うんうんっ、モノイムに私たちは負けないんだぞ〜!って見せつけてやらなきゃ！」

運が良くて回避できただけかもしれない。それでも、こうやって喜んでくれる人がいる。それがただただ嬉しかった。

蛍「ねえねえ、二人とも！良かったらほたるたちと一緒にゲームしない！？」
紫「ゲーム、ですカ……」
蓮「私たち、倉庫の探索をしてたら面白そうなゲームを見つけちゃってさ！でも4人用のゲームだったから人を集めようって話になったんだ！だから、良かったら一緒にやろ！」
咲「いいね、私もやりたい、かな」

蓮「よっっっし！じゃあ、早速れっつごーだよ！！」


★


こうして私たちは二人が見つけたというゲームを楽しんだ。十何年も前のレトロゲームだったけれど、これが案外面白くてみんな夢中になってボタンを連打していた。

紫「指が折れそうっすわ……」
蛍「あははっ、ゲーム楽しかったね！またやりたいなっ」
蓮「ぐぬぬ……油断してた……。百戦錬磨の蘭蓮を負かすなんて……」
紫「す、すんません……やり始めたら熱が入っちゃって……」
咲「舞灰くん、上手かったね。とくにあのリズムゲームみたいなやつ」
紫「似たようなゲーム、やってたんで……」

普段あまり集わないメンバーだったが、一丸となって一つのゲームを楽しんでいた。それが何となく嬉しくて、これからも続けばいいのにと願っていた。いや、これからも続けさせるのだ。


私が、私たちが。


蓮「あっ、今日はママリアのペペロンチーノの日だ〜！そろそろ時間だし、食堂に向かおっか！」
咲「うん……！」


私たちはこれから待つ美味しい夜ご飯に胸を弾ませ、軽い足取りで食堂へと向かうのだった。

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