脳はクラクラ、負才でバラバラ - (非)日常編 - 19 ページ24
モ「そりゃあそうだむ!キミタチの部屋には、防音加工を施してあるからむね〜!」
美「防音……加工」
咲「そ、そうだったの?」
モ「そうだむよ〜!あれ?言ってなかったむか?」
紫「言ってないですヨ……」
モ「そうだったむか!ま、今言ったから問題ないむね!それじゃあ___」
「動機の発表だむ〜!」
話の流れに紛れて、当然のようにモノイムから出た言葉。
その言葉に、食堂中が戦慄する。
「それじゃあ」なんて言葉には全く関係ない、私たちを脅かすもの。
突然のそれに、抗議する者は少なくなかった。
蓮「ど、動機……!?また……!?」
マ「えっ……!?ど、どうして今日なのですか……!?」
朧「ちょ、ちょっと待って!?早くない!?まだ2日しか経ってないよ……!?」
崇「まーまー落ち着いてよ赤信者ちゃん。前の事件から、もう20日経ってるんだよー?早いことなくなーい?」
朧「えっ?そ、そうでしたっけ……?」
崇「嘘だよー!」
こんな時まで、彼の嘘つきは治らないのか。
もはや感心混じりの呆れを感じるも、それを口に出すことはしない。今口に出してしまえば、確実に面倒なことになると思うから。
モ「ま、今回の動機は、そんなに怖くないから大丈夫だむよ!ほら、キミタチ、手を出すむ〜!」
怖くない動機とは、一体なんなのだろう……。
疑問を感じるものの、やっぱり聞くことはしない。
みんなが言われるがままに手を出したのを見て、私も、慌てて手をモノイムの方に出した。
モノイムは、どこから出したのか、ガラス製の瓶のような物を、みんなの手のひらに置いていく。手のひらにそれが置かれるとともに、ジャラッという、中に入った何かが動く音がする。
真凜ちゃんの手のひらに置かれたそれをよく見ると、薄水色のラムネのような物が中に入っており、半分黒色、半分白色の、怪しげなラベルが貼られていた。
やがてその順番は私に回ってきて、私の手のひらにもそれが置かれた。見れば見るほど、それが危なげな薬のような物に見えて仕方ない。
こんな物が、動機なのだろうか。
モ「はいっ、今配ったのが、今回の動機だむ!」
美「なに……これ……」
崇「なんかラムネみたいだけど、これ美味しいのー?」
蛍「そこなのっ!?
たしかに、すっごく良い匂いだけど……」
動機を貰ったみんなの反応はそれぞれだったが、大半は不思議そうな顔をして、それをじっくりと見つめていた。
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凛導碧(プロフ) - おーすりーさん» ありがとうございますm(_ _)mおーすりー様の居場所を生かすことができ、とても嬉しいです。改めて、お疲れ様でした。 (2022年9月13日 15時) (レス) id: a9aa0fa550 (このIDを非表示/違反報告)
おーすりー(プロフ) - 凛導碧様、改めてありがとうございます。放棄してしまった私が言うのはなんともおかしな話ですが、この作品を生かしてくれて、ありがとうございます。凛導碧も、無理せず、自分のペースで更新していってくださいね。応援してます! (2022年9月13日 12時) (レス) @page37 id: 22a9b8f06d (このIDを非表示/違反報告)
未來。(プロフ) - 私にも出来る事があれば是非お声掛けください…!!作品を綴る事は可能だと思いますので…!! (2022年9月13日 7時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - 私もできることがございましたら是非お声がけください!作品を綴ることはできると思います。 (2022年9月12日 22時) (レス) @page37 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - リアルが優先になってしまいますが、必要でしたらお声掛けください。比較的作品を綴れるとは思います (2022年9月12日 21時) (レス) id: 6004fe1c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おーすりー x他4人 | 作成日時:2022年7月30日 7時