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16「同胞殺しの共犯者」 ページ16

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木に登り腰掛けながら、そんな6歳の思い出にふけっていた。

イタチがあんな事件を起こしたのには、やむを得ない理由があるに違いない。
2人の間には、本当の愛があったように思える。
あの夜、サスケやみんなが知らない何かが絶対あったんだ。

こんなに長くこの思い出に浸ったのは初めてだからなのか。
ふと、それまで思い出すことのなかった記憶が蘇る。

木の陰に隠れてイタチと、お面を被った男が話していた。
すぐに2人は別れ、お面が残る。

妙な胸騒ぎと共に、意に反して足が進む。
だめ、行ってはいけない。
男に気づかれてしまう。
目は見えないけど、こっちを向いている。

殺される、そう思った。
それでも足は止まらず、隣にまで来てしまった。
あいも変わらず、男は私を見下ろす。
何を考えてるのかわからない。

あろうことか私は、男の手を握ってしまう。

その時に感覚でわかった。
私を動かすのは以前からいる女の子の幽霊で、その子がずっと会いたがっていたのが、このお面の男だということ。

黒いグローブの手は一瞬、反射的になのか、握り返す動きをしてやめる。そしてしばらく大人しくしていた。

男「だれだ?」

『えっと…私じゃなくて幽霊さんが…』

男「わけのわからないことを」


面の穴から赤い瞳。
その後のことは、今でも思い出せない。
あれは写輪眼だった、つまり幻術にかけられ今まで、記憶を隠されていたのだろう。


ああ、そうか。思い出した、あの人なんだね。

女の子「うん、やっと話しができるね」

『!』

女の子「あまり長くは話す力がないから……カカシに聞いて。ちょうど、Aさんの歳の頃の話しを」

『やっぱり、カカシ先生と何か関係があるんだ。でもどうして私なの?』

女の子「ここより上の次元の世界…魂とかがいる世界のことなんだけど。そこが不安定なの。封印されてしまった魂もたくさんある。それで……ごめんなさい、Aさんの中に避難させてもらってるの」

上の次元?魂?
唐突な内容で、なんとか理解しようと話を聞くが精一杯。

女の子「……」

『?……え、もう話せないの?』

頷いたような感覚を感じる。

『待ってよ、ねぇ、あなたの名前は?』


チリン……。
その時、涼しげな鈴の音が聞こえた。

17「侵入者」→←15「幼い記憶、サスケとイタチ2」



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石セー(プロフ) - じゅりさん» じゅりさん初めまして!読んで下さってとっても嬉しいです^ ^ありがとうございます!更新頑張りますー! (5月20日 21時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 初めまして!更新楽しみにしてます頑張ってください! (5月17日 6時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 名無し65455号さん» 初めまして、コメントありがとうございます。読んで下さってる方がいるんだなあと実感して感動しています。随時更新して行くのでよろしくお願い致します^ ^ (4月3日 22時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - 初めましてこの作品読んでみて楽しみにしていますこれからも更新頑張って下さい! (4月3日 13時) (レス) id: 1e5a33a9df (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 咲空さん» コメントとっても嬉しかったです。ありがとうございます!おかげさまで少し自信を持てました。主人公設定まだまだあるので楽しみにして頂ければ幸いです^^ちょうどプロットを練り直していたので更新が止まってしまいました。近々更新を再開します。 (4月2日 16時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤成 | 作成日時:2019年3月10日 16時

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