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15「幼い記憶、サスケとイタチ2」 ページ15

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サス「えー。まだこれからだよ」

イタ「もう行かないと」

『忙しいんですね……すごい技見せてもらえただけでもいい経験になりました』

サス「俺は満足してない!」

イタチはサスケに困り果てた様子で、おいでと合図した。
何か教えてくれるのかも。そんな晴々とした表情でお兄さんの元へ駆けつける。

そんなサスケのおでこに、指でトンとつく。

イタ「また今度だ」

またか、と残念がってはすぐに嬉しそうな顔をして、「見ててよ兄さん」とまた手裏剣を投げる。
兄さんになりきったかのように思い切り飛んで、足を捻る。

サス「痛っ」

イタ「おい、大丈夫かサスケ」

すかさずとんでいって、足を見るイタチ。


『応急処置なら私できますよ』

カバンから包帯を取り出して、木片と一緒に固定する。
ついでに覚えたての医療忍術で炎症を止めてあげる。

イタ「A、すごいな。包帯いつも持ってるのか」

『よく怪我する友だちがいるので』

サス「もう、痛くないや…ありがとうA!」

『まだ安定してないから、動いちゃだめだよ』

サスケの前にしゃがんで背中を差し出すイタチ。
サスケはまたまた嬉しそうな顔をして乗る。

『……』

イタ「どうした?」

なんだろう、この気持ちは。
2人を見てるだけなのに、心がほかほかと包まれるような感覚。
少しだけ母を思い出して、嬉しくなると同時に、切なくなる。


『ううん、なんでもないです』

優しく微笑んで頭を撫でてくれた。

イタ「Aは兄弟はいないのか」

うらやましい。なんて言ってないのに、心が読まれてるみたい。
いないです、と答えると

イタ「大丈夫。血が繋がってない人間でも、親しい人とは兄弟のような関係は築けるさ」

まるでイタチにも、サスケ以外の人でそんな兄弟がいるかのような口だった。

『私にもできかな』

イタ「できるさ」

サス「む……兄さんはあげないよ」

サスケは今の話でイタチが取られるのだと思ったらしい。

『ぷっ。ふふふ、ははっ』

サス「なんだよぉ…」

イタ「安心しろ、俺の弟はお前しかいない。唯一無二だ」

サスケはその言葉に簡単に喜ぶ。

小声でイタチだけに聞こえるように

『もしかして、サスケのこと可愛くて仕方ないんじゃないですか?』

と言ったら

イタ「間違いないな」


サスケは何話してるのー?なんて言いながら、顔を赤く染めている
聞こえないふりってバレバレだよ


___
☆あとがき
お気づきかと思いますが、作者はサスケが可愛くて仕方ないです

16「同胞殺しの共犯者」→←14「幼い記憶、サスケとイタチと」



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石セー(プロフ) - じゅりさん» じゅりさん初めまして!読んで下さってとっても嬉しいです^ ^ありがとうございます!更新頑張りますー! (2019年5月20日 21時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 初めまして!更新楽しみにしてます頑張ってください! (2019年5月17日 6時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 名無し65455号さん» 初めまして、コメントありがとうございます。読んで下さってる方がいるんだなあと実感して感動しています。随時更新して行くのでよろしくお願い致します^ ^ (2019年4月3日 22時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - 初めましてこの作品読んでみて楽しみにしていますこれからも更新頑張って下さい! (2019年4月3日 13時) (レス) id: 1e5a33a9df (このIDを非表示/違反報告)
石セー(プロフ) - 咲空さん» コメントとっても嬉しかったです。ありがとうございます!おかげさまで少し自信を持てました。主人公設定まだまだあるので楽しみにして頂ければ幸いです^^ちょうどプロットを練り直していたので更新が止まってしまいました。近々更新を再開します。 (2019年4月2日 16時) (レス) id: 34e5e194e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤成 | 作成日時:2019年3月10日 16時

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